この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕天使 1st gig.
第16章 拒否
宗司の説明の間に俺は装備のチェックを済ませてから無線のチェックを済ませる。俺の無線のチェックが済んだ頃、大地が2課の部屋に飛び込んで来たから俺は大地に

『遅せぇ!』

と怒鳴り上げていた。宗司は自分の装備と無線のチェックをしながら

『犯人は朝7時までに同胞を解放しろと要求を出しています。』

と追加情報を伝えて来る。現在深夜の1時半、リミットまで5時間半、時間はあまり無いと判断した俺は

『αにγがバックアップ、βは悪いが留守番だ。時刻合わせ、5…、4…、3…、2…、1…。出動だ。』

と遅れて来た大地の状況は確認せずに俺は本部を飛び出していた。現場までは軍の装甲車で30分、残り時間は5時間を切る事になる。

現場では仮設本部を立てる暇もなかったらしく、所轄の装甲車やパトカーが集まった場所に俺は行き、所轄に向かって

『状況報告!』

と言っていた。軍が来たのを知った所轄はすぐに俺の前に来て

『あの店に現在爆発物を所持した自爆犯が立て篭り中です。厨房側の従業員は裏口から避難しましたが、表側の店内の客と従業員が人質になっております。』

と報告をして来る。付近の封鎖は一応完了した状況だが、問題はガラス張りのファミレスからはこちらの動きが丸見えになるという状況だった。

俺は無線でハヤトと小雪に

『見えてるか?』

と確認する。小雪が

『起爆がケーブルだから最悪~。』

と答えて来る。ハヤトは

『障害が多くてケーブルはキツいです。』

と答えて来た。

生け捕りは不可能か…

そう判断した俺は

『雄太と涼宮は裏口へ回れ、俺と宗司は表だ。大地は小雪に従え、ハヤト、悪いが仕留めてくれ。』

と指示を出す。生け捕りが不可能なら射殺するしか道がない。問題は頭を吹き飛ばした反動で自爆犯のリモートが作動するかしないかの賭けになるという事だ。

グズグズとしていても、後4時間もすれば爆破する。結果が同じなのだとすれば、人質の精神状況などを考えて、さっさと済ませてしまうに越した事はない。
/469ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ