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堕天使 1st gig.
第17章 女王様
翌日はリナは機嫌を直して

『バーゲン行くよ。』

と俺を叩き起して来た。昼飯は約束通りにリナの好きな店に行き、リナが言うバーゲンとやらに付き合ってやったがリナは結局必要な物しか買わず、ほとんどの店は見て回るだけで終わっていた。

リナに言わせれば、これはデートで俺と出かける事に意味があるんだと笑っていた。

考えたら俺は女とまともにデートとかした記憶がほとんどない。瑠衣の時は一方的に瑠衣が呼び出して来たが、少しでも面倒臭いと感じると俺は

『帰るぞ。』

と言っていた記憶しかない。他の女は抱くだけの女だったから俺はそういう意味では、かなり最低な男だった。

それでも構わないとリナは俺に言う。リナはケロリとした顔で

『アルトと付き合うには変な期待はしない方が一番いいってつくづく思ってるから。』

と俺に言って来る。褒められた気はしないが、それはそれで有難い女だと俺はリナに思うだけだった。

大地もそんな風に割り切れるようになれば少しは変わっていくんだろうと俺は考えていた。

翌日は雄太と涼宮、ハヤトを連れて訓練学校に向かった。俺は訓練兵に

『今日はグランド30周だけだ。但し、この3人に周回遅れにされた奴はペナルティに周回差分を一周ずつ加算する。逆にこの3人を周回遅れに出来るならその周回分は減らして構わない。先に言っておくが、お前らのハンデは2kgだが、この3人は5kgだ。』

と今日のカリキュラムを言ってやる。訓練兵はだったら雄太達を周回遅れにしてやるとムキになり始めていた。

ここ2週間、今期の訓練兵はダラダラと手抜きばかりが目立っていた。だから今期の俺は早めに雄太達を導入していた。

俺は宗司と瑠衣に

『周回を誤魔化さないようにきっちりカウントしろ。宗司はカウントの半分を手伝ってやれ。』

と言っていた。

雄太がスタートラインに立ち、勝手に

『位置に着いて…、スタート!』

と開始合図を出していた。訓練兵達はスタートは順調に走り出したがすぐに諦めの顔が浮かんでいた。
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