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堕天使 1st gig.
第18章 結婚
だから、軍としては大地を海外派兵に欲しがった。そこを俺が教官特権で大地を対テロに引き抜いた。

今の大地なら対テロでもトップのターゲット数を叩いている状況だった。

『エリアA、制圧完了。』

と俺は自分が制圧したエリアを無線で知らせていた。俺に続くように順番に制圧の無線が入り、大将からの最終無線で

『全エリア制圧完了。任務終了だ。』

と連絡が来た。ホッとする大地に俺は

『よくやった。』

と言っていた。だが、大地は笑いながら

『まだまだです。』

と答えていた。雄太達と合流すると雄太が

『カウント8!今回はハヤトは4だから間違いなく俺の勝ちっすね。』

と言っていた。今回はチーム戦だからハヤトは賭けに入っていない。涼宮と雄太で8、それに対して宗司が

『うちは11です。内訳は隊長殿が3、僕が3の支倉が5です。』

と雄太に答えていた。雄太が

『大地をカウントに入れるのは卑怯っす!』

と叫んでいたが俺は大地に

『次の飲み会は雄太の奢りだから、大地も来いよ。』

と言っていた。チーム戦である以上大地もカウントに含まれる。大地は雄太に

『ゴチになります!』

と笑っていた。大地ならうちでやっていけるという自信が大地にも芽生えていた。

撤収して報告書を出し、俺は家に帰る。いつも通りに2日の休暇、昼前に帰った俺はベッドに転がりリナに

『明日、山内のとこ行くぞ。』

と言っていた。俺の上にまたがるリナが

『最近、アルトがご機嫌だね?』

と言って来る。ご機嫌って訳じゃないが大地が落ち着いた分、俺は気が楽になっていただけだ。

だから…、だから今なら…

と思ってリナを見る。リナに言わなければならない事があるのだが、未だに俺はそれが言えないままの俺だった。

俺と結婚しないか?

たったその一言がリナを目の前にすると俺は言えなくなってしまう。指輪ならとっくに買っていた。今回の任務前に次の休暇には絶対に言ってやるとか思って買ったのだが、結局、ダメ男な俺は結婚という一言に尻込みする。

『リナ…。』

そう言ってリナの顔を引き寄せてキスをする。
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