この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕天使 1st gig.
第18章 結婚
家にリナを連れて帰り、まだボロボロと泣くリナに

『留守番頼む。』

と俺が言うとリナが

『一緒に行く…。』

と言って来た。俺はリナの頬にキスして

『俺は誰にも負けないんだろ?瑠衣にもちゃんと方を付けて来てやるからお前は待ってろ。』

と言い含めて俺は家を出ていた。

基地の前の喫茶店だから俺は歩いて向かっていた。小さな喫茶店には駐車場がないからだ。だが、小さな喫茶店のくせに軍の関係者が利用するから席は全てBOX席で仕切りの背が高く、機密などが守りやすい造りになっている。

喫茶店に着くと瑠衣が既に俺を待っていた。俺はコーヒーを頼み瑠衣の前に座っていた。

『なんで山内をお前が知ってる。』

俺は瑠衣にそう切り出していた。瑠衣は

『付き合っていた…、いいえ、付き合う前だったが正しいかしら?』

と言っていた。瑠衣の話しでは俺と別れた後、瑠衣は俺をまだ諦めていなかったと言い出した。

諦め切れずに瑠衣は軍人が集まる居酒屋や飲み屋に俺の海外派兵が終わる時期にわざと彷徨いた時期があったらしい。

だが、俺に会う事はなく、その日は瑠衣はやけ酒を呑んでいた。

『飲み過ぎたら良くないよ。』

そう言って山内の方から瑠衣に声をかけたらしい。瑠衣は山内にある男を探していると愚痴をこぼし、山内はそれが俺だと知らずに

『美人を捨てる男とか最低な奴だ。』

と笑って朝まで瑠衣の酒に付き合った。それから何度か瑠衣と山内は会うようになっていた。山内は

『今、軍で新しい仕事を始めたばかりだから、忙しくてごめん。』

といつも瑠衣に言っていた。ある日、山内が

『次の休暇、話したい事がある。』

と言い出した。瑠衣は山内が付き合ってくれと言う気がしたが、また軍人と付き合うという事に瑠衣自身が迷ったままだった。迷ったまま、山内との待ち合わせに瑠衣は行ったのだが山内は来なかった。

その後、何もわからない瑠衣は今度は俺ではなく山内を探し始めた。だが、山内は対テロで軍の中でもトップクラスの機密の軍人だ。一般人の瑠衣に山内の情報が簡単に集まる訳がなく、瑠衣は学校を辞め、軍に文官として志願した。
/469ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ