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堕天使 1st gig.
第19章 負傷
1人で書類を片付けてみて、俺は改めて宗司が居ないと何も出来ない自分に気づかされていた。
補給に必要な弾数などが馬鹿な俺には全く計算が出来ないのだ。いつもは俺はサインするだけでそういう細かい部分は宗司が全てやってくれている。
僅か30分で書類の山にギブアップしそうな俺に涼宮が
『手伝います。』
と協力してくれた。だが、いつも宗司が1時間で終わらせる書類が涼宮と2人で夕方までかかって半分しか終わらせられず、さすがに本来なら休暇中なのだからと俺と涼宮は諦めていた。涼宮は
『副官、あまりに偉大過ぎます。』
と本音を漏らしていた。書類の事もだが、キレた俺を涼宮はハヤトと2人がかりでしか止められないが宗司は1人で止める事が出来る。その上、常に俺に至れり尽くせりの宗司だから、涼宮がそう思うのは無理のない話しだった。俺は涼宮に
『2課のダメ隊長はお母さんが居ないとどうにもならないんだ。』
と笑っていた。涼宮と書類を諦めて2人で帰る為に本部を出ていた。涼宮が
『では、休暇明けに。』
と帰って行き俺は車に乗って家に向かっていた。また雨が振り出した。家に帰ると考えると今度はリナの問題が俺は憂鬱だった。
だが、俺が帰るなりリナが俺に飛びついて来て拗ねたように
『遅い!』
と言う。俺はそういうリナを抱き上げてから
『宗司が負傷したんだ。』
と言っていた。前はリナには話せなかった部分を今は俺はリナに話せるからだった。万が一の時はリナが俺の嫁として軍に協力する事になる。
だから、作戦内容は話せなくとも、隊員の負傷などはリナに伝える事が今は出来るのだ。
リナは驚愕と不安の顔で
『大丈夫なの?』
と聞いて来た。俺はリナの頬にキスしてから
『全然、大丈夫だった。宗司だからな、今はすげぇ美人に看護されて鼻の下伸ばしてんぞ。』
と教えてやる。リナはまだ不安な顔のまま俺にしがみついていた。リナだって俺と別れたい訳じゃないと感じるが俺はリナに
『結婚式…、やりたかったのか?』
と聞いてみた。リナは不安気な顔から不思議そうな顔に変わり
『へ?誰が?アルトが?』
と言い出した。
補給に必要な弾数などが馬鹿な俺には全く計算が出来ないのだ。いつもは俺はサインするだけでそういう細かい部分は宗司が全てやってくれている。
僅か30分で書類の山にギブアップしそうな俺に涼宮が
『手伝います。』
と協力してくれた。だが、いつも宗司が1時間で終わらせる書類が涼宮と2人で夕方までかかって半分しか終わらせられず、さすがに本来なら休暇中なのだからと俺と涼宮は諦めていた。涼宮は
『副官、あまりに偉大過ぎます。』
と本音を漏らしていた。書類の事もだが、キレた俺を涼宮はハヤトと2人がかりでしか止められないが宗司は1人で止める事が出来る。その上、常に俺に至れり尽くせりの宗司だから、涼宮がそう思うのは無理のない話しだった。俺は涼宮に
『2課のダメ隊長はお母さんが居ないとどうにもならないんだ。』
と笑っていた。涼宮と書類を諦めて2人で帰る為に本部を出ていた。涼宮が
『では、休暇明けに。』
と帰って行き俺は車に乗って家に向かっていた。また雨が振り出した。家に帰ると考えると今度はリナの問題が俺は憂鬱だった。
だが、俺が帰るなりリナが俺に飛びついて来て拗ねたように
『遅い!』
と言う。俺はそういうリナを抱き上げてから
『宗司が負傷したんだ。』
と言っていた。前はリナには話せなかった部分を今は俺はリナに話せるからだった。万が一の時はリナが俺の嫁として軍に協力する事になる。
だから、作戦内容は話せなくとも、隊員の負傷などはリナに伝える事が今は出来るのだ。
リナは驚愕と不安の顔で
『大丈夫なの?』
と聞いて来た。俺はリナの頬にキスしてから
『全然、大丈夫だった。宗司だからな、今はすげぇ美人に看護されて鼻の下伸ばしてんぞ。』
と教えてやる。リナはまだ不安な顔のまま俺にしがみついていた。リナだって俺と別れたい訳じゃないと感じるが俺はリナに
『結婚式…、やりたかったのか?』
と聞いてみた。リナは不安気な顔から不思議そうな顔に変わり
『へ?誰が?アルトが?』
と言い出した。