この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕天使 1st gig.
第20章 花火
リナと居た小雪に

『五十嵐さんから次の仕事の説明を聞いておけ。』

と俺は言っていた。隊員を遊ばせたい五十嵐を俺は遊ばせてやろうと思ったからだった。小雪は不思議そうに俺に

『小雪が聞いても意味あるの?』

と言ったが俺は

『五十嵐さんには意味があると思う。』

とだけ答えていた。小雪が離れ、リナが

『五十嵐さんって、小雪ちゃんの事…。』

と言いかけたから俺はリナの口に指を当てて

『俺達には関係ない。』

と言っていた。五十嵐が本気で小雪が欲しいなら五十嵐がそれを小雪に自分で伝えるべきだと俺は思っていた。俺の分のビールとリナのジュースのお代わりを取りに俺が冷蔵庫に向かうと情報部の女子隊員の1人と話している雄太がいた。

後の2人の女子隊員が慌てて俺の前に来て

『ビールでよろしいですか?』

と聞いて来た。1人は五十嵐の副官だが、俺はこの子の名前がいつも出て来ない。

『ビールとジュースを頼めるか?』

そう言った俺に五十嵐の副官からすぐにビールとジュースが用意され、副官は俺に

『お聞きしてもよろしいですか?』

と言って来た。俺はまぁ、良かろうと思い

『楽にしろ。』

と言った途端、女子隊員2人は豹変した。

『本当に少佐の奥さんですか?』

『篠原大尉には彼女は居ますか?』

『篠原大尉の好みの女性はご存知ですか?』

とまるでマシンガンのようだった。

どうりで、五十嵐が俺達と居たがる訳だ…

と考えながら俺は

『間違いなく俺の嫁、宗司の事は宗司に聞いてくれ。以上だ。』

とこの状況を一方的に終わらせた。上官が以上と言えば下士官はそれ以上の発言は許されないのが軍だから、女子隊員は一気に黙り、五十嵐の副官は

『やっぱり、奥さんなんだ…。』

と独り言のように呟いていた。

俺の嫁だと悪いのか?

そう言いかけたがまたマシンガンが始まると困るから俺は止めていた。リナがかなり赤い顔でのぼせたような顔していたから俺はジュースをリナの首に当てて

『帰るか?』

と聞いてみた。リナは小さく笑って

『花火…、見たいの。』

と言っていた。
/469ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ