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堕天使 1st gig.
第21章 栄養摂取
今はただ落ち着かない自分の為にリナに電話をかけていた。
『はい、どうしたの?』
少し眠そうなリナの声に俺は
『寝てたか?』
と聞いていた。リナは
『また吐いて疲れただけ。』
と無理して答えていた。
堕ろすか?
そう言ってやりたくなる自分が居て、自分自身が情けなくなって来る。
『なら、早く寝ろ。』
『うん…、じゃあね。』
たったそれだけしか言ってやれない自分がずるくて卑怯な人間に感じていた。
『少佐?』
と俺は五十嵐の副官に声をかけられて
えーっと…
『…中尉…。』
とだけ俺が言うと拗ねたように副官が
『岩本 さゆみ中尉です。』
と俺に言って来た。
確か、この子宗司のファンとか五十嵐が言ってたっけ?
とかくだらない事を俺が考えていると岩本が
『奥様ですか?』
と聞いて来るから俺は
『ああ…。』
とだけ答えていた。1人だとマシンガンにならないんだな…。そんな事を岩本に感じていた。岩本は
『少佐って、興味がない人の事は本当に覚えてくれないんですね?』
とか言うから俺は
『悪いな。話しとか滅多にしない奴はあんまり覚えれる方じゃねぇんだ。』
と答えていた。岩本が何かを言おうとした時、宗司が
『隊長殿?』
と俺の様子を見に来ていた。俺は岩本に
『またな。』
と言ってとりあえず岩本という苗字だけは覚えてやろうとか考えていた。部屋で五十嵐達と仕事の話しをしてから今の俺はリナの事を考えるより、仕事だけを考える方が気が楽だとか思ってしまう自分が嫌いになりそうだった。
家に帰るとやはりリナは寝たままだった。ほとんど食えない上に吐いてしまうからかなりの体力を落としているリナに結局、俺は何も言ってやれずに見ているしかなかった。
完全に秋になり、夕食を雄太達と食ってたら雄太が
『リナちゃんはどう?』
と聞いて来る。
どうと言われても…
『相変わらずだ。骨と皮だけになってる。』
としか俺は答えようがなかった。ハヤトが
『可哀想に…。』
と呟き、宗司が
『やはり入院させた方が良くないですか?』
と言っていた。
『はい、どうしたの?』
少し眠そうなリナの声に俺は
『寝てたか?』
と聞いていた。リナは
『また吐いて疲れただけ。』
と無理して答えていた。
堕ろすか?
そう言ってやりたくなる自分が居て、自分自身が情けなくなって来る。
『なら、早く寝ろ。』
『うん…、じゃあね。』
たったそれだけしか言ってやれない自分がずるくて卑怯な人間に感じていた。
『少佐?』
と俺は五十嵐の副官に声をかけられて
えーっと…
『…中尉…。』
とだけ俺が言うと拗ねたように副官が
『岩本 さゆみ中尉です。』
と俺に言って来た。
確か、この子宗司のファンとか五十嵐が言ってたっけ?
とかくだらない事を俺が考えていると岩本が
『奥様ですか?』
と聞いて来るから俺は
『ああ…。』
とだけ答えていた。1人だとマシンガンにならないんだな…。そんな事を岩本に感じていた。岩本は
『少佐って、興味がない人の事は本当に覚えてくれないんですね?』
とか言うから俺は
『悪いな。話しとか滅多にしない奴はあんまり覚えれる方じゃねぇんだ。』
と答えていた。岩本が何かを言おうとした時、宗司が
『隊長殿?』
と俺の様子を見に来ていた。俺は岩本に
『またな。』
と言ってとりあえず岩本という苗字だけは覚えてやろうとか考えていた。部屋で五十嵐達と仕事の話しをしてから今の俺はリナの事を考えるより、仕事だけを考える方が気が楽だとか思ってしまう自分が嫌いになりそうだった。
家に帰るとやはりリナは寝たままだった。ほとんど食えない上に吐いてしまうからかなりの体力を落としているリナに結局、俺は何も言ってやれずに見ているしかなかった。
完全に秋になり、夕食を雄太達と食ってたら雄太が
『リナちゃんはどう?』
と聞いて来る。
どうと言われても…
『相変わらずだ。骨と皮だけになってる。』
としか俺は答えようがなかった。ハヤトが
『可哀想に…。』
と呟き、宗司が
『やはり入院させた方が良くないですか?』
と言っていた。