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堕天使 1st gig.
第22章 後悔
コイツら兄弟か?

そう俺が言いたくなるくらいに良く似た2人だ。同じ髪型に似たような眼鏡にピカピカの戦闘服。

お前もジムで運動するタイプじゃねぇだろ?

と俺はそろそろイライラし始めていた。とりあえず今回の件については五十嵐が

『3課の意見は理解したが、仕事上の必要性では2課が実働である以上優先だ。3課の必要性を求めるなら医学的根拠なりを申請した上で3課用のジムを申請するしかないだろ。』

と話しを収めていた。そもそも、2課が緊急対応の出動に対応する為の施設を対テロ設立前に軍の上層部に申請して出来た施設が多いのは事実だ。

シャワー室、ジム、仮眠室などのほとんどがそうだ。方や、シフト制の3課はシャワー室や仮眠室の必要性はないとの判断だったはずなのに今更にグダグダ言って来るのが気に入らない。

とりあえず五十嵐の

『以上だ。』

の一言で会議は終わっていた。俺がさっさと会議室から出て行った3課に向かって指差しながら

『殴っていいか?』

と宗司に聞くと五十嵐が厳つい顔で

『以上だ!』

と怒っていやがった。やっと帰れるのだから、これ以上、五十嵐を怒らせて宗司に説教を受ける訳にはいかない俺も会議室から飛び出していた。

帰る為に駐車場に行き、車を出そうとした俺の前に岩本が立っていた。

『なんか用か?』

車の窓を開け、そう聞いた俺に岩本が

『その…。』

と口ごもっていた。

『仕事は終わりか?』

と聞いた俺に岩本が頷くから

『送ってやろうか?』

と聞いてみた。岩本は頭を下げて

『お願いします。』

と俺の車に乗っていた。岩本の家は駅前だと言うから俺は駅前に向けて車を出していた。俺が岩本に

『で、なんなんだ?』

と聞くと岩本は

『少佐は、五十嵐隊長とは仲がいいんですよね?』

とか聞いて来る。

それがなんなんだ?

そう思いながら

『それが?』

と聞いた俺に岩本が

『えーっと…。』

とだけ言うと黙ってしまっていた。駅前にはすぐに着き、岩本が指定した場所に車を俺は停めていた。
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