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堕天使 1st gig.
第23章 龍大兄
だが、意外と呑気に五十嵐は
『俺のお勧めはやはり軍の支給品の腕時計だがな。耐久性は抜群で中の基盤はスイス製だから狂いもほとんどない優れものだ。』
とこだわりをマニアックに俺に言う。俺は
『リナに軍用時計とか有り得ないだろ?』
と五十嵐に言うと五十嵐は
『小雪は軍用時計の愛用者だぞ。』
と言い返して来た。
小雪は軍属だからな…
そんな今更を五十嵐に言っても仕方がなく俺は
『軍人じゃない女に贈るとするなら五十嵐さんのお勧めは?』
と聞き直す。五十嵐は
『小雪にしか贈る気がないから俺にはわからん。』
とあっさり答えていた。元々、豪傑豪快の五十嵐だから、付き合う前は小雪にウジウジしていたくせに付き合ってしまえばケロリと開き直ってそう言いやがる。
とりあえず、このリストの中でリナに似合いそうなデザインを俺が考えるしかないのか…
と俺はため息をついていた。2課で一応、宗司と雄太に意見を聞いてみた。
『やっぱ、見た目のインパクトっす。』
と雄太はやたらとド派手なデザインを選んでそう言うが宗司は
『シンプルが一番です。女性は服装に合わせて使えるものを好みますから。』
と言って来る。
『うーん…。』
と悩む俺に結局は2人共が
『実用重視なら軍用です。』
という答えになっていた。
軍人に意見を求めたのが間違いか!?
そう考えて俺は
『なんとか自分で考える…。』
とその日は五十嵐から受け取ったリストを1日眺める羽目になっていた。
結局、眺めるだけ眺めた俺は帰ってからリナに
『悪い…、こん中からお前が欲しいの選べ。』
と五十嵐のリストを見せる有り様だった。リナは笑って
『一番安いのでいいよ。』
と笑うから俺は
『値段の問題じゃねぇんだ。』
と言ったがリナは
『陣痛が来た時に時間の間隔を計る必要があるから、その為に欲しいだけだもん。』
と言っていた。結局、ファッションだなんだでなく実用を取るリナに俺は
『なら軍用にするか?』
と聞いてみた。リナは冷たく
『それは、さすがに嫌かな…。』
と引いた顔で俺を見ていた。
『俺のお勧めはやはり軍の支給品の腕時計だがな。耐久性は抜群で中の基盤はスイス製だから狂いもほとんどない優れものだ。』
とこだわりをマニアックに俺に言う。俺は
『リナに軍用時計とか有り得ないだろ?』
と五十嵐に言うと五十嵐は
『小雪は軍用時計の愛用者だぞ。』
と言い返して来た。
小雪は軍属だからな…
そんな今更を五十嵐に言っても仕方がなく俺は
『軍人じゃない女に贈るとするなら五十嵐さんのお勧めは?』
と聞き直す。五十嵐は
『小雪にしか贈る気がないから俺にはわからん。』
とあっさり答えていた。元々、豪傑豪快の五十嵐だから、付き合う前は小雪にウジウジしていたくせに付き合ってしまえばケロリと開き直ってそう言いやがる。
とりあえず、このリストの中でリナに似合いそうなデザインを俺が考えるしかないのか…
と俺はため息をついていた。2課で一応、宗司と雄太に意見を聞いてみた。
『やっぱ、見た目のインパクトっす。』
と雄太はやたらとド派手なデザインを選んでそう言うが宗司は
『シンプルが一番です。女性は服装に合わせて使えるものを好みますから。』
と言って来る。
『うーん…。』
と悩む俺に結局は2人共が
『実用重視なら軍用です。』
という答えになっていた。
軍人に意見を求めたのが間違いか!?
そう考えて俺は
『なんとか自分で考える…。』
とその日は五十嵐から受け取ったリストを1日眺める羽目になっていた。
結局、眺めるだけ眺めた俺は帰ってからリナに
『悪い…、こん中からお前が欲しいの選べ。』
と五十嵐のリストを見せる有り様だった。リナは笑って
『一番安いのでいいよ。』
と笑うから俺は
『値段の問題じゃねぇんだ。』
と言ったがリナは
『陣痛が来た時に時間の間隔を計る必要があるから、その為に欲しいだけだもん。』
と言っていた。結局、ファッションだなんだでなく実用を取るリナに俺は
『なら軍用にするか?』
と聞いてみた。リナは冷たく
『それは、さすがに嫌かな…。』
と引いた顔で俺を見ていた。