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堕天使 1st gig.
第23章 龍大兄
とりあえず、リナの時計の前にはクリスマス警邏巡回の任務の為に俺は3日間本部に泊まり込みだった。
リナからすれば、安全な任務だから
『帰って来たらクリスマスやろうね。』
とご機嫌で俺を送り出していたが、俺はこの任務は面倒なだけの任務だ。退屈で軍の不味いコーヒーを飲み続け、ひたすら無線を聞くだけの仕事…。
しかも無線が入ればその記録をいちいち記録台帳に詳細を書き込むと言う面倒な作業のオマケ付きだ。
『チカンって漢字がわかんねぇよ。』
『痴漢くらい覚えて下さい。毎年必ず1件は痴漢騒ぎがあるんですから…。』
そうやって俺は宗司に怒られながら台帳に書き込みをやっていた。去年まで全て宗司が書いていたのだが、迂闊に退屈だと騒いだ俺は
『なら、書き込みを貴方がやって下さい!』
と不機嫌になった宗司にこの書き込みをやらされる羽目になっていた。
『迷子とか…、涼宮、軍と関係ない任務は迂闊に引き受けんな!』
とキレた俺が無線に叫ぶと真面目な涼宮は
『すみません…、早急に対処します。』
と返して来るが涼宮の無線の後ろからは大泣きの子供の声と必死にあやす雄太の声が混じっていた。
所轄と合同警邏だが、軍には軍の管轄が一応あると俺は毎年隊員達に言っているのだが、結局、ここぞとばかりに市民がくだらない通報を大量にする為に発生付近にいた軍人が所轄の管轄の仕事にまで駆けつける羽目になる。
そんな3日間を終え、交代要員の到着次第、俺は報告書を提出してから本部を出て車でまず駅前に向かっていた。
駅前のメイン通りの百貨店にブランドショップが詰め込まれているから俺は結局リナが好きなブランドショップで腕時計を買う事にしていた。
店員がとりあえず俺が買った時計をラッピングする間、俺は落ち着かずに店の隅で待っていた。軍人がウロウロするような店じゃない、やたらとキラキラした店に俺はイライラとしてしまう。
そんな俺の前に1人の男が立ち塞がり
『Finally,I found you….(やっと、会えた)』
と言って来た。俯いていた俺が見上げるとそこには翔が立っていた。
リナからすれば、安全な任務だから
『帰って来たらクリスマスやろうね。』
とご機嫌で俺を送り出していたが、俺はこの任務は面倒なだけの任務だ。退屈で軍の不味いコーヒーを飲み続け、ひたすら無線を聞くだけの仕事…。
しかも無線が入ればその記録をいちいち記録台帳に詳細を書き込むと言う面倒な作業のオマケ付きだ。
『チカンって漢字がわかんねぇよ。』
『痴漢くらい覚えて下さい。毎年必ず1件は痴漢騒ぎがあるんですから…。』
そうやって俺は宗司に怒られながら台帳に書き込みをやっていた。去年まで全て宗司が書いていたのだが、迂闊に退屈だと騒いだ俺は
『なら、書き込みを貴方がやって下さい!』
と不機嫌になった宗司にこの書き込みをやらされる羽目になっていた。
『迷子とか…、涼宮、軍と関係ない任務は迂闊に引き受けんな!』
とキレた俺が無線に叫ぶと真面目な涼宮は
『すみません…、早急に対処します。』
と返して来るが涼宮の無線の後ろからは大泣きの子供の声と必死にあやす雄太の声が混じっていた。
所轄と合同警邏だが、軍には軍の管轄が一応あると俺は毎年隊員達に言っているのだが、結局、ここぞとばかりに市民がくだらない通報を大量にする為に発生付近にいた軍人が所轄の管轄の仕事にまで駆けつける羽目になる。
そんな3日間を終え、交代要員の到着次第、俺は報告書を提出してから本部を出て車でまず駅前に向かっていた。
駅前のメイン通りの百貨店にブランドショップが詰め込まれているから俺は結局リナが好きなブランドショップで腕時計を買う事にしていた。
店員がとりあえず俺が買った時計をラッピングする間、俺は落ち着かずに店の隅で待っていた。軍人がウロウロするような店じゃない、やたらとキラキラした店に俺はイライラとしてしまう。
そんな俺の前に1人の男が立ち塞がり
『Finally,I found you….(やっと、会えた)』
と言って来た。俯いていた俺が見上げるとそこには翔が立っていた。