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堕天使 1st gig.
第24章 出産
それでも家に帰るとリナが
『来年も皆が居たら大丈夫だよね。』
と笑うから俺はなんとかなるんだろうとのんびりと考えていた。
年が明け、しばらくは退屈と言ってもいいくらいに平穏な日常だった。小雪が
『リナちゃん、まだ生まれそうにないの?』
と俺に聞いて来るが俺は
『毎日、上からゲロゲロ吐くだけで下からはなんも出て来んみたいだからな。』
と答えてやる。小雪が呆れて
『子供とゲロを一緒にするとか最低…。』
と俺を睨んでいたが俺に言われても、リナに全く生まれそうな様子がない以上、ジタバタしても仕方がない状況だった。
ただ仕事から帰ろうとした俺に宗司が
『隊長殿に一般面会の申し込みが来てますが?』
と言って来た。
『誰だよ?』
『警視庁の大塚さんみたいです。』
『んあ?』
『当野池事件の時の…。』
『あー、あの大塚さんか?』
と俺は中年でヨレヨレの刑事を思い出していた。宗司が
『ゲート前で待っているようですよ。』
と言うから俺は
『ゲートに俺がすぐ行くって連絡しといてくれ。』
と言って本部を出ていた。ここは軍の基地だから、ゲート前で一般人は止められる。だから俺が基地から出て行くか俺が許可をして中に入れてやるしかないのだが、俺は丁度帰るところだったから俺の方がゲート前に向かう事にした。
ゲートに車を付けた俺は待っていた大塚に
『とりあえず、乗ってくれ。』
と俺の車に乗るように促していた。大塚はゲート前の兵士に頭を下げてすぐに俺の車のナビに乗り込んで来た。俺が
『今日はどうした?大塚さんの所轄は違うだろ?』
と大塚に聞くと大塚は頭を掻きながら
『本庁の特別捜査班に出向中なんですわ。だから隊長の顔見に来たついでに、ちょいと意見が欲しいんですよ。』
と言い出した。俺は
『なら、飯でもと言いたいんだが、こっちも訳ありだから、嫁付きでも構わないか?』
と聞いてみた。大塚が
『すんません、くだらない話しなんで自分はなんでも構わんです。』
と答えたから俺はとりあえず家に向かっていた。
『来年も皆が居たら大丈夫だよね。』
と笑うから俺はなんとかなるんだろうとのんびりと考えていた。
年が明け、しばらくは退屈と言ってもいいくらいに平穏な日常だった。小雪が
『リナちゃん、まだ生まれそうにないの?』
と俺に聞いて来るが俺は
『毎日、上からゲロゲロ吐くだけで下からはなんも出て来んみたいだからな。』
と答えてやる。小雪が呆れて
『子供とゲロを一緒にするとか最低…。』
と俺を睨んでいたが俺に言われても、リナに全く生まれそうな様子がない以上、ジタバタしても仕方がない状況だった。
ただ仕事から帰ろうとした俺に宗司が
『隊長殿に一般面会の申し込みが来てますが?』
と言って来た。
『誰だよ?』
『警視庁の大塚さんみたいです。』
『んあ?』
『当野池事件の時の…。』
『あー、あの大塚さんか?』
と俺は中年でヨレヨレの刑事を思い出していた。宗司が
『ゲート前で待っているようですよ。』
と言うから俺は
『ゲートに俺がすぐ行くって連絡しといてくれ。』
と言って本部を出ていた。ここは軍の基地だから、ゲート前で一般人は止められる。だから俺が基地から出て行くか俺が許可をして中に入れてやるしかないのだが、俺は丁度帰るところだったから俺の方がゲート前に向かう事にした。
ゲートに車を付けた俺は待っていた大塚に
『とりあえず、乗ってくれ。』
と俺の車に乗るように促していた。大塚はゲート前の兵士に頭を下げてすぐに俺の車のナビに乗り込んで来た。俺が
『今日はどうした?大塚さんの所轄は違うだろ?』
と大塚に聞くと大塚は頭を掻きながら
『本庁の特別捜査班に出向中なんですわ。だから隊長の顔見に来たついでに、ちょいと意見が欲しいんですよ。』
と言い出した。俺は
『なら、飯でもと言いたいんだが、こっちも訳ありだから、嫁付きでも構わないか?』
と聞いてみた。大塚が
『すんません、くだらない話しなんで自分はなんでも構わんです。』
と答えたから俺はとりあえず家に向かっていた。