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堕天使 1st gig.
第24章 出産
酔った大塚は

『とにかく小さい時は可愛かったんですよ。だけど中学に入ったくらいから急に私を避けるようになりましてね。高校に入った今は帰って来なくていいって扱いですよ。』

と自分の娘の愚痴を言い、五十嵐は

『俺は出来たら男が欲しいな。』

とか言うもんだから俺は

『五十嵐さんの場合、先に結婚だろ?小雪にプロポーズを済ませてから言ってくれ。』

と言っていた。五十嵐はふてくされて

『プロポーズなら2回した!小雪の奴がまだ早いって怒りやがんだ。』

と言っていた。開き直った五十嵐はかなり強引に小雪に接している事だけは俺は理解が出来た。

そうやって呑むだけ呑んでから俺は家に帰っていた。

1人の休暇…

今までの俺は何をしてたのか?とか考えてしまうくらい1人の休暇が久しぶりで、結局俺は落ち着かない気分で寝る羽目になっていた。

朝はとりあえず、洗濯を済ませ、掃除を一応やり、昼飯に適当に買って来たパンをコーヒーで流し込んでから俺はリナの病院に行く為に家を出ていた。

病院の駐車場に車を停め病院の入り口まで行った俺は完全に固まっていた。入り口にはうじゃうじゃと軍人が居て

『お前ら、何してんだよ?』

と聞いていた。休暇中だっていうのに、小隊のほとんどの隊員が来てやがり、五十嵐までもが

『何って祝いに来てやったんだ。』

と言っていた。宗司と来ていた彩華さんが

『一応、病院なので少人数に別れて貰った方がいいと思います…。』

と困った顔をしていた。仕方なく俺は

『まずはγからβ、αは最後な。時間は各分隊10分ずつだ!』

と指示を出していた。まずはγを連れて俺はリナの病室に向かっていた。入り口から受け付けや待合室の患者に軍が来るとか何事かという顔をされ、途中、何度も看護婦に

『病院内ですから静かにお願いします。』

とか言われたが、そこは軍人だから皆が黙ったまま列になり行進するように歩き、完全に怪しい集団を引き連れて俺は病院内を移動する羽目になっていた。

病室ではリナがひたすら笑い転げ、見舞いの品をリナに渡した隊員は順番に新生児室に居る俺の子供を見て黙って帰るを繰り返していた。
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