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堕天使 1st gig.
第25章 始末書
時刻は夜の10時前、事件発生から約2時間、付近の封鎖と避難は済んだばかりだと仮設された本部で所轄からの現状説明を聞きながら俺は

『鷹、雪、どうだ?』

と無線を飛ばしていた。ハヤトは

『正面と中央の2人はオールクリア。ただもう1人が奥の厨房らしく視認不可です。』

と答えて来た。俺は本部から出て自分のオペラグラスでガラス張りになったファミレスの窓から中の状況を眺めていた。

ハヤトの言う通り、店に入ってすぐの通路に1人、その少し奥、店の中央に1人を確認出来たがもう1人は見当たらない。

自爆犯を見ながら俺は首筋にザワザワとしたものを感じ始めていた。

自爆犯が明らかにそこら辺に居てもおかしくない若い男2人だったからだった。大学生と言ってもおかしくない格好にしかも髪型は一応流行りのおしゃれと言われる髪型の男達が腹に確かに何かを巻き付けて、それを客に見せびらかすように大袈裟に見せて怯える客に笑っているように見えていた。

笑っているだと…!?

何かがおかしいと感じる俺に小雪が無線で

『ねぇ、まさかと思うけど、あれってダミーじゃないかな?もう少し接近して確認したいんだけど?』

と接近許可を求めて来た。だが、俺はその瞬間には完全に頭に血が登っていた。

『俺が行く…。』

そう無線にだけ言うと俺は腰の拳銃を抜き、そのまま封鎖済みの道路を渡り、ファミレスに向かって一直線に駆けていた。

宗司が慌てるように

『隊長殿!?』

と無線で叫び、雄太や涼宮を連れて俺を追って来たが、俺の方がいち早くファミレスに着き、俺は真正面から一気にファミレスの中に入り込んでいた。

人質だった客や従業員がいきなりの軍人の乱入に悲鳴を上げ、手前の通路に居た奴が

『やべっ…。』

と顔を引き攣らせる。俺は一気に中央の奴の前まで突き進み、中央に居た男の胸ぐらを掴み眉間に拳銃を突きつけて撃鉄を起こした瞬間

『てめぇら軍人とテロを舐めてんのか?ふざけてんなら撃ち殺すぞ!!』

と完全にキレて叫んでいた。
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