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堕天使 1st gig.
第25章 始末書
手前通路に居た奴は状況を理解した涼宮に取り押さえられ、なんの騒ぎかと厨房から店側に来たもう1人は雄太に

『馬鹿だね…。』

と簡単に取り押さえられていた。俺が掴んでいた奴からは酒の匂いが充満し、更に失禁のオマケを付けていやがった。俺は宗司から

『やり過ぎです。』

とすぐにその失禁男は俺の手から引き剥がされ、俺は銃をしまいながら

『撤収だ!』

とファミレスから飛び出していた。後始末は所轄に任せ、所轄の奴には

『テロと確実に断定するまで気軽にホイホイと呼び出すんじゃねぇよ!』

と俺は怒鳴り上げていた。本部に戻り、待機していたβと俺達の穴埋めに来ていた松原に

『冗談じゃねぇ!報告なんか休暇明けで上等だから俺は帰るからな!』

と俺は喚き散らして帰っていた。俺が家に着く頃には日付けは変わり、完全に深夜になっていた。寝室でまずは美優のベッドを覗くと美優が目を開けていた。俺は

『起こしたか?』

と聞いてみたが美優は小さなあくびをするとすぐにそのまま寝てしまっていた。俺達のベッドのリナはすぅすぅと完全に眠っているのを確認した俺は、いつかの大塚の話しを思い出し

そのうち、俺も家族から帰って来なくていいとか言われる扱いになんのか?

と背筋に悪寒が走っていた。

翌日は俺は昼前まで眠ってから起きていた。リナも美優も居なかったから俺が寝室からリビングに行くと美優は相変わらずリビングの真ん中で寝かされていて、リナがテレビを見ながらクスクスと笑っていた。俺はリナに

『腹減った。なんかないか?』

と聞くとリナがテレビを指差して

『夕べはこの為に飛び出したの?』

とまだケラケラと笑っていた。テレビ画面には

行き過ぎる学生のイタズラに軍の強引な突入!

と夕べのニュースが流されていた。ファミレスにあれだけの人質が居た以上、軍の報道規制は難しい状況だった。

マスコミのコメンテーターは賛否両論でイタズラにしても学生側のモラルに問題があるとする一方、軍が過剰反応し過ぎると非難する一面も出ていた。
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