この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕天使 1st gig.
第3章 現場
俺はリナに見せる為に適当なコンビニ弁当とビール、ミネラルウォーターを持ってレジに行く。レジで金を払ってからリナに

『必ず、レジでは金を払う。それだけは忘れるな。』

と説明する。随分と俺の言葉を理解出来るようになったリナは大人しくうんうんとだけ頷くから俺はリナに

『なら、晩飯にリナの好きなものを買って来い。』

と言って今度はリナを1人で行かせてみた。しばらくはリナはコンビニの中を珍しそうにウロウロとして隅々まで商品棚を見ていた。

時々、待っている俺を確認しながらリナは自分の欲しいものを見つけレジに行き金を払っていた。レジで袋を受け取りリナは満面の笑みで俺の前まで走って来た。

『買えた!』

そう言ったリナの買い物を俺はチェックしてやる。リナが買ったのは、季節限定販売のイチゴが乗ったプリンだ。如何にも女の子が欲しがるものだと思いながら俺はリナの頭を撫でて

『よく出来たけどな…、プリンは飯にならないから、もう一度行って来い。あそこの棚が弁当とか飯の棚だから、そこから選べな。』

と言ってやる。リナは一気に情けない顔になり、もう一度買い物に挑戦していた。次にリナが買ったのはスパゲティだったから俺は一応合格としていた。

とにかくリナには最低限の生活だけはいい加減な生活の俺がしっかりと教え込むようにしていた。

家に付き、次は鍵の使い方やドアの開け閉めをリナにちゃんと教え込む。危険という概念がまだないリナだから、そういう事は教えておかないと俺が仕事で落ち着かない羽目になるからだ。

『家を出る時は必ず鍵をかける。家に居る時でも必ず鍵をかける。知らない人が来ても絶対にドアは開けない事。』

そうやって説明する俺にうんうんとはリナは頷くが自分で俺が渡してやった自分の鍵を使って何度も扉の鍵をかけたり開けたりとしているリナに俺は

『荷物が重いからさっさとドアを開けろ!』

と叫ぶ羽目になっていた。何故なら、未だに家に入れず、布団とコンビニでの買い物の荷物を1人で俺は抱えたままだからだった。

ようやく家に入り、リナにトイレと風呂の場所を教え、リナの財布に家の鍵とリナのIDを入れてから

『財布だけは絶対に失くすなよ。この家に帰れなくなるからな。』

と俺はリナに言っていた。
/469ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ