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堕天使 1st gig.
第27章 場所
義侠会の奴らの手前、恥をかかされたと怒った店長は由紀さんを殴りつけ始め、義侠会の人間に
『躾をしてやって下さい。』
と言い出した。やばいと感じて逃げようとした由紀さんは店長に押さえ込まれ、義侠会の奴ら2人に服を引き裂かれレイプされていた。
そこへ義侠会の仕事として店の上がりを集金に来た翔が状況を見てキレてしまった。キレた翔は事務所にあったパイプ椅子で店長を殴り、持っていたナイフで由紀さんの上に居た義侠会の男を刺し、もう1人にもナイフで襲いかかっていた。
店長は店の事務所から逃げ、翔は2人を何度もナイフで刺し、由紀さんは翔が殺人する姿を黙って見ているしか出来なかったのだと言っていた。
それから血まみれの翔はボロ雑巾のような由紀さんをこのアパートまで連れて帰り
『俺は警察に自首するからお前は逃げろ。それから2度と俺には近寄るな。とにかく義侠会が来ない場所までお前は逃げるんだ。』
とだけ言い残し、翔は由紀さんを残してアパートから出て行った。そこまでを話した由紀さんは俺に涙を流して笑いながら
『だから、アルトももうここには来ちゃいけないのよ。2度とここには来ないで…。もう男になったんだからわかるでしょ?』
と無理矢理に俺を部屋から追い出して部屋の鍵をかけていた。由紀さんに追い出された俺は雨が降る中しばらくそこら中を歩き続け
『わかんねぇよ…。』
と女を知った今でもやはりガキのままの俺だった。
ただ頭が熱くて、身体がだるかった。
雨がずっと降り続き、それから何日か俺はひたすら翔を求めて街を彷徨ったが、ガキの俺に翔が見つかるはずもなく、またしても帰りたい場所を失った俺は高校卒業前には結局、軍に入る事を決意して帰りたい場所ではなく死ねる場所を探し続けるようになっていた。
今も俺は死にたい場所を探しているのか?
だるい頭で俺はぼんやりと考えていた。やたらと身体が重くて
なんなんだ?
とか考える。
『あー!』
と小さな叫び声に目を開けると俺の背中に小さな物体が乗っていて
『お前が原因か!』
と俺は俺の背中に乗っていた美優を引き剥がしベッドに座り直して美優を膝に乗せていた。最近、お座りが出来るようになった美優だから、俺が寝ているとか油断すると美優が俺の上に乗っていやがる事が多かった。
『躾をしてやって下さい。』
と言い出した。やばいと感じて逃げようとした由紀さんは店長に押さえ込まれ、義侠会の奴ら2人に服を引き裂かれレイプされていた。
そこへ義侠会の仕事として店の上がりを集金に来た翔が状況を見てキレてしまった。キレた翔は事務所にあったパイプ椅子で店長を殴り、持っていたナイフで由紀さんの上に居た義侠会の男を刺し、もう1人にもナイフで襲いかかっていた。
店長は店の事務所から逃げ、翔は2人を何度もナイフで刺し、由紀さんは翔が殺人する姿を黙って見ているしか出来なかったのだと言っていた。
それから血まみれの翔はボロ雑巾のような由紀さんをこのアパートまで連れて帰り
『俺は警察に自首するからお前は逃げろ。それから2度と俺には近寄るな。とにかく義侠会が来ない場所までお前は逃げるんだ。』
とだけ言い残し、翔は由紀さんを残してアパートから出て行った。そこまでを話した由紀さんは俺に涙を流して笑いながら
『だから、アルトももうここには来ちゃいけないのよ。2度とここには来ないで…。もう男になったんだからわかるでしょ?』
と無理矢理に俺を部屋から追い出して部屋の鍵をかけていた。由紀さんに追い出された俺は雨が降る中しばらくそこら中を歩き続け
『わかんねぇよ…。』
と女を知った今でもやはりガキのままの俺だった。
ただ頭が熱くて、身体がだるかった。
雨がずっと降り続き、それから何日か俺はひたすら翔を求めて街を彷徨ったが、ガキの俺に翔が見つかるはずもなく、またしても帰りたい場所を失った俺は高校卒業前には結局、軍に入る事を決意して帰りたい場所ではなく死ねる場所を探し続けるようになっていた。
今も俺は死にたい場所を探しているのか?
だるい頭で俺はぼんやりと考えていた。やたらと身体が重くて
なんなんだ?
とか考える。
『あー!』
と小さな叫び声に目を開けると俺の背中に小さな物体が乗っていて
『お前が原因か!』
と俺は俺の背中に乗っていた美優を引き剥がしベッドに座り直して美優を膝に乗せていた。最近、お座りが出来るようになった美優だから、俺が寝ているとか油断すると美優が俺の上に乗っていやがる事が多かった。