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堕天使 1st gig.
第28章 謝罪
俺は足元の美優を抱えて

『お前は大人の話しは聞くなよ。』

と美優に言い聞かせていた。ただ美優は単純に抱っこされたというだけでキャッキャッと喜んでご機嫌になっていた。

リナの時もそうだったが俺は美優にもやはり抱き癖ってやつを付けていた。

リナと同じ顔でご機嫌で笑っている美優に

『美優はとりあえず父さんと風呂な。』

と俺は笑っていた。俺はちゃんと帰りたい場所に帰って来れたんだという安心感でただ笑っていた。

美優を風呂に入れ、着替えが済んだ美優が風呂上がりの俺の足元に寄って来た。

『まだミルク飲んでないのか?』

と俺はリナに聞いていた。美優は風呂上がりのミルクで腹が膨れたら勝手に寝てしまう子だからだ。リナは美優を睨みつけ

『最近、タオルで拭くとこそばゆいらしくてすぐに逃げ出すんだもん。』

と膨れっ面をしていた。リナがガンガンとエアコンで部屋の温度を下げるから美優は風呂上がりにしっかり拭いてやらないと風邪をひかせなねないから俺は

『とりあえず、俺がミルクやるからリナは先に風呂だ。飯はそれからな。』

と言っていた。美優がいる限り、リナとの夫婦の時間が俺にいつまでもやって来る事はなく、その上リナは由紀さんの話しを納得するまでは多分夫婦の時間を俺に与えてくれるような嫁ではない。

とにかく美優にミルクを与えて俺は邪魔になりそうな問題は順番に片付けていくと決めていた。

最近、俺が可愛いとか思ってしまうのは美優が哺乳瓶を1人前に握ってミルクを飲む姿だ。これはある意味リナでは見られない可愛さだ。

しかも、ミルクが無くなり直前には美優の目がトロンとし始め、ゲップが済むとすっかり眠っているとか、この手のかからない美優の可愛さが見れるミルクの時間は俺は結構お気に入りの時間だった。

『お前、お利口さんだから可愛いよ。』

そう言って美優の額にキスした瞬間、俺の背後から

『馬鹿で悪うございます…。』

と言う不機嫌なリナが立っていた。

娘にヤキモチとか焼くなよ…

そう思うが言えばまたリナが俺と口を聞かなくなりかねない以上、俺は黙って言葉を飲み込むしかない状況だった。
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