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堕天使 1st gig.
第34章 信用
羽賀はハヤトと年に1度だけ面会が許された。羽賀は毎回ハヤトに
『お姉ちゃんがハヤトを幸せにしてあげるから。』
と繰り返し、ハヤトは羽賀が自分の為に苦しんでいるのが辛いと感じ、無口は治らなかったが出来るだけ普通の子のように暮らそうと施設で努力を続けていた。
羽賀は羽賀でハヤトを引き取る為にと真面目に勉強をして必死に努力を続けていた。だが大戦が始まり、貧困時代になり、羽賀がハヤトを引き取る事はますます困難になってしまった。
養父母も羽賀だけで精一杯だと言い、羽賀はハヤトの為にと軍に志願したのだった。そして大戦が終わり、ハヤトが高校を出る時にやっと羽賀がハヤトを引き取ろうとした時、よりによってハヤトも軍に志願してしまったのだった。
俺と五十嵐は
『なんでそんな事を!?』
と同時にハヤトに叫んでいた。だがハヤトは
『俺、美姫を守りたかったから、美姫に守られようとは思わなかったんです。』
と笑って答えていた。羽賀が
『だけど、よりもよってハヤトの配属が対テロだから、私はどうにか対テロ配属の道をずっと探して来たのよ。そのチャンスがやっと来たのに、赤羽に邪魔されたってわけ。』
とふてくされて言っていた。ハヤトは
『だから、美姫に隊長なら信用出来る人だから俺なら大丈夫だって知って欲しかったんです。』
と照れくさそうに言って来た。俺はとりあえず
『一言だけ言わせてもらうなら、お前ら2人が兄弟とか俺は認めないからな。』
と言っていた。五十嵐も
『そうだな…、認められないな。』
と笑っていた。小雪が
『なんで!?』
と聞くから宗司が
『認めたら軍に兄弟だと報告する義務があるから、認めなくて正解なんですよ。』
と笑っていた。リナはずっと黙ったまま俺の手を握っていた。
とにかく、皆が羽賀とハヤトは兄弟ではないとして、羽賀は俺に
『ハヤトを傷つけたら絶対にあんたを許さない。』
と脅していた。ハヤトは
『だから、隊長は俺達を見捨てる人じゃないから。』
と羽賀を必死に止めていた。
『お姉ちゃんがハヤトを幸せにしてあげるから。』
と繰り返し、ハヤトは羽賀が自分の為に苦しんでいるのが辛いと感じ、無口は治らなかったが出来るだけ普通の子のように暮らそうと施設で努力を続けていた。
羽賀は羽賀でハヤトを引き取る為にと真面目に勉強をして必死に努力を続けていた。だが大戦が始まり、貧困時代になり、羽賀がハヤトを引き取る事はますます困難になってしまった。
養父母も羽賀だけで精一杯だと言い、羽賀はハヤトの為にと軍に志願したのだった。そして大戦が終わり、ハヤトが高校を出る時にやっと羽賀がハヤトを引き取ろうとした時、よりによってハヤトも軍に志願してしまったのだった。
俺と五十嵐は
『なんでそんな事を!?』
と同時にハヤトに叫んでいた。だがハヤトは
『俺、美姫を守りたかったから、美姫に守られようとは思わなかったんです。』
と笑って答えていた。羽賀が
『だけど、よりもよってハヤトの配属が対テロだから、私はどうにか対テロ配属の道をずっと探して来たのよ。そのチャンスがやっと来たのに、赤羽に邪魔されたってわけ。』
とふてくされて言っていた。ハヤトは
『だから、美姫に隊長なら信用出来る人だから俺なら大丈夫だって知って欲しかったんです。』
と照れくさそうに言って来た。俺はとりあえず
『一言だけ言わせてもらうなら、お前ら2人が兄弟とか俺は認めないからな。』
と言っていた。五十嵐も
『そうだな…、認められないな。』
と笑っていた。小雪が
『なんで!?』
と聞くから宗司が
『認めたら軍に兄弟だと報告する義務があるから、認めなくて正解なんですよ。』
と笑っていた。リナはずっと黙ったまま俺の手を握っていた。
とにかく、皆が羽賀とハヤトは兄弟ではないとして、羽賀は俺に
『ハヤトを傷つけたら絶対にあんたを許さない。』
と脅していた。ハヤトは
『だから、隊長は俺達を見捨てる人じゃないから。』
と羽賀を必死に止めていた。