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堕天使 1st gig.
第4章 苛立ち
現在時刻は23時、戒厳令の解除までは後9時間…。俺は仮眠室で1人になり、今にも泣きそうなリナの顔だけを思い浮かべていた。
必ず帰ってやるから大人しく待ってろ…、リナには言ってやれない言葉だが、俺はそれだけを考える。簡易ベッドに座って考えていた俺の仮眠室の扉が開き、誰かが入って来る気配がした。
俺が顔を上げ侵入者を確認するとそれは小雪だった。小雪は当たり前のように俺の前に立ち笑顔のまま
『ご褒美の続きを貰いに来た。』
と言い出した。
しまった…
と一瞬俺は狼狽える。正直、小雪とは何度か俺は寝ていた。基本、軍の規律で同じ隊内での恋愛は禁止されている。だから俺と小雪はあくまでも恋愛感情は抜きと割り切った関係だ。
だが、どうやら俺の予想では五十嵐が小雪を好きならしい。だから、最近の俺は小雪とは出来るだけそういう接触を避けていた。
なのに小雪の方は違うらしい。今も俺と寝るつもりの小雪に俺は
『悪い。そういう気分じゃねぇんだ。』
と答えていた。小雪には俺が冗談を言っているくらいにしか感じなかったらしく
『性病で病院に行ったから?』
とクスクスと笑いながら言いやがる。
『誰だよ…、それを言っている奴は?』
『1課の五十嵐隊長だよ。ここでするのが嫌なら、明日から2日間の休暇だし、小雪のうちに来る?』
小雪が俺の首に手を回し、俺の耳元でそう言って来るから、俺は小雪の腕を掴んで俺から離してから
『行かねぇよ、だから小雪とはもう寝ない。そう決めたんだよ。』
と言っていた。俺だって男としては小雪を可愛いとは思っている。実際、うちの中隊の女性隊員の中じゃ、小雪はかなり可愛い方だ。
大きな目に、高い鼻、厚い唇と全体的にパーツが大きくハッキリしている顔立ちはボーイッシュに切りそろえた髪を割り引いても小雪は可愛く見える女だった。
胸も尻もデカく、軍人として鍛えた身体だからウエストはきっちりと締まっている。それでも俺は小雪を可愛いとは思っていても未だかつて愛してるとは感じた事がない。
小雪は俺の言葉に目を見開き
『アルト?なんで?』
と真剣な眼差しで俺に聞いて来ていた。
必ず帰ってやるから大人しく待ってろ…、リナには言ってやれない言葉だが、俺はそれだけを考える。簡易ベッドに座って考えていた俺の仮眠室の扉が開き、誰かが入って来る気配がした。
俺が顔を上げ侵入者を確認するとそれは小雪だった。小雪は当たり前のように俺の前に立ち笑顔のまま
『ご褒美の続きを貰いに来た。』
と言い出した。
しまった…
と一瞬俺は狼狽える。正直、小雪とは何度か俺は寝ていた。基本、軍の規律で同じ隊内での恋愛は禁止されている。だから俺と小雪はあくまでも恋愛感情は抜きと割り切った関係だ。
だが、どうやら俺の予想では五十嵐が小雪を好きならしい。だから、最近の俺は小雪とは出来るだけそういう接触を避けていた。
なのに小雪の方は違うらしい。今も俺と寝るつもりの小雪に俺は
『悪い。そういう気分じゃねぇんだ。』
と答えていた。小雪には俺が冗談を言っているくらいにしか感じなかったらしく
『性病で病院に行ったから?』
とクスクスと笑いながら言いやがる。
『誰だよ…、それを言っている奴は?』
『1課の五十嵐隊長だよ。ここでするのが嫌なら、明日から2日間の休暇だし、小雪のうちに来る?』
小雪が俺の首に手を回し、俺の耳元でそう言って来るから、俺は小雪の腕を掴んで俺から離してから
『行かねぇよ、だから小雪とはもう寝ない。そう決めたんだよ。』
と言っていた。俺だって男としては小雪を可愛いとは思っている。実際、うちの中隊の女性隊員の中じゃ、小雪はかなり可愛い方だ。
大きな目に、高い鼻、厚い唇と全体的にパーツが大きくハッキリしている顔立ちはボーイッシュに切りそろえた髪を割り引いても小雪は可愛く見える女だった。
胸も尻もデカく、軍人として鍛えた身体だからウエストはきっちりと締まっている。それでも俺は小雪を可愛いとは思っていても未だかつて愛してるとは感じた事がない。
小雪は俺の言葉に目を見開き
『アルト?なんで?』
と真剣な眼差しで俺に聞いて来ていた。