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堕天使 1st gig.
第4章 苛立ち
今は、あまり変な事を教えるとリナが変な子に育ってしまうと俺はこの先がなんとなく不安になってしまっていた。俺はご機嫌のリナを抱えたまま
『ご褒美は他の人には絶対にするな。』
ととりあえずは言い聞かせる。リナは不思議そうに俺を見てから
『アルトも他の人にはしないの?』
と聞いて来る。俺は既に小雪と宗司にしてしまっているのだが、そこはリナには関係ない事にして、とにかくリナには
『しない。だからリナもしてはいけません。』
と宗司が俺に言うような口ぶりで俺はリナに言っていた。俺が言った事を理解しているのかいないのか、リナはただ笑顔のままずっと俺の腕の中に居た。
外はもう日が暮れ始めていた。そろそろリナに夕飯を食わさなければと思い、リナに俺は
『外に飯を食いに出かけるから着替えろ。』
と言っていた。リナは
『また着替えるの?』
と俺に聞いて来る。
『そう、女の子は外に出る時はちゃんと着替えないとダメなんだ。』
と常に戦闘服で着替えなんぞほとんどしない俺がリナにはそう言っていた。本当はメイクだなんだと色々と女の準備があるのだろうが、さすがにそこまでは俺にはわからない。
だけど最低限の事はリナに教えてさせてやりたいと俺は俺なりにリナに必死に教えていた。リナは再び白いトレーナーとタータンチェックのミニスカートに着替えてから俺に
『これでいいの?』
と聞いて来る。正直、どう見ても中学生か高校生くらいにしかリナが見えないのだが今は仕方がないと俺はリナを連れて再び家を出ていた。
いつものコンビニの前まで来るとリナがコンビニに入ろうとするから俺はリナに
『今日は違う飯だ。』
と言ってやる。リナはやはり不思議そうな顔を俺に向け、それでも黙って俺の手を握って俺について歩いていた。
俺の家から軍の基地とは反対方向に10分も歩けば河があり河川敷に突き当たる。その河の橋を渡ったところにファミレスがあるから俺はそこへリナを連れて行っていた。
リナに毎日毎回コンビニ弁当という飯ばかりを食わすわけにはいかない。かといって俺は飯なんか軍の携帯食くらいしか作れない。
『ご褒美は他の人には絶対にするな。』
ととりあえずは言い聞かせる。リナは不思議そうに俺を見てから
『アルトも他の人にはしないの?』
と聞いて来る。俺は既に小雪と宗司にしてしまっているのだが、そこはリナには関係ない事にして、とにかくリナには
『しない。だからリナもしてはいけません。』
と宗司が俺に言うような口ぶりで俺はリナに言っていた。俺が言った事を理解しているのかいないのか、リナはただ笑顔のままずっと俺の腕の中に居た。
外はもう日が暮れ始めていた。そろそろリナに夕飯を食わさなければと思い、リナに俺は
『外に飯を食いに出かけるから着替えろ。』
と言っていた。リナは
『また着替えるの?』
と俺に聞いて来る。
『そう、女の子は外に出る時はちゃんと着替えないとダメなんだ。』
と常に戦闘服で着替えなんぞほとんどしない俺がリナにはそう言っていた。本当はメイクだなんだと色々と女の準備があるのだろうが、さすがにそこまでは俺にはわからない。
だけど最低限の事はリナに教えてさせてやりたいと俺は俺なりにリナに必死に教えていた。リナは再び白いトレーナーとタータンチェックのミニスカートに着替えてから俺に
『これでいいの?』
と聞いて来る。正直、どう見ても中学生か高校生くらいにしかリナが見えないのだが今は仕方がないと俺はリナを連れて再び家を出ていた。
いつものコンビニの前まで来るとリナがコンビニに入ろうとするから俺はリナに
『今日は違う飯だ。』
と言ってやる。リナはやはり不思議そうな顔を俺に向け、それでも黙って俺の手を握って俺について歩いていた。
俺の家から軍の基地とは反対方向に10分も歩けば河があり河川敷に突き当たる。その河の橋を渡ったところにファミレスがあるから俺はそこへリナを連れて行っていた。
リナに毎日毎回コンビニ弁当という飯ばかりを食わすわけにはいかない。かといって俺は飯なんか軍の携帯食くらいしか作れない。