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堕天使 1st gig.
第5章 休暇
リナは一応、携帯端末から離れ、俺の後をついて来た。俺はリナを連れ、再び駅前の商店街に今度は歩いて向かっていた。リナが
『車は?』
と聞いて来る。俺は
『車で来たらビールが呑めないんだよ。』
と教えてやる。駅前の焼き鳥屋の前で俺はため息をついていた。だが、今逃げてもどうせ結果は同じだと俺は開き直ってからリナを連れてその焼き鳥屋に入っていた。
俺が店に入るなり
『隊長、こっち~。』
と雄太が俺に手を振っていた。俺はリナを連れて雄太がいるテーブルに向かった。リナに気づいた雄太が
『ウゲッ!?隊長が女連れ!?』
と店中に聞こえるくらいの声で大袈裟に叫びやがる。雄太の隣に居たハヤトとその更に隣に居た宗司までもが驚愕の顔を俺に向け、雄太の前に座っていた小雪がやたらと俺を睨んでいた。
正直、こういう時の小雪を初めて怖いとか感じながらも席は小雪の隣しかない以上、俺は小雪の隣に座り、リナを小雪と反対側の隣に座らせていた。
今まで、俺がリナの事を一切言っていなかった為になにかと不機嫌だった宗司がさすがに俺に
『説明して頂けますよね。』
と鋭い目を更に細めて鋭くして睨んで聞いて来る。小雪が不機嫌で宗司までもが不機嫌だから、とりあえず俺はベタな嘘を言ってみる。
『親戚の子を預かった。名前はリナだ。』
そう言った俺に間髪入れずに小雪がキツい口調で
『嘘つき…。』
と俺を責めるように言って来た。当然だが、施設上がりの孤児の俺に銀髪、碧眼の親戚が居ないのはバレバレだ。俺がふざけていると判断した宗司が更に険しい顔に変わり
『人の趣味にとやかく言うつもりはありませんが、例え軍人でも未成年を拐かせば犯罪になる事くらい隊長殿は理解していますよね?』
と完全に怒っていた。俺は宗司に
『わかってる。言っとくがリナは未成年じゃねぇよ。ちゃんと成人してやがる。』
と説明してやると、俺が宗司に怒られる状況をニヤニヤと見ていただけの雄太がリナを見ながら
『嘘!?成人!?』
と驚愕し、何故かハヤトがビールを吹き出した。小雪は相変わらず不機嫌なままハヤトに
『ハヤト!汚い!』
と叫んでいた。
『車は?』
と聞いて来る。俺は
『車で来たらビールが呑めないんだよ。』
と教えてやる。駅前の焼き鳥屋の前で俺はため息をついていた。だが、今逃げてもどうせ結果は同じだと俺は開き直ってからリナを連れてその焼き鳥屋に入っていた。
俺が店に入るなり
『隊長、こっち~。』
と雄太が俺に手を振っていた。俺はリナを連れて雄太がいるテーブルに向かった。リナに気づいた雄太が
『ウゲッ!?隊長が女連れ!?』
と店中に聞こえるくらいの声で大袈裟に叫びやがる。雄太の隣に居たハヤトとその更に隣に居た宗司までもが驚愕の顔を俺に向け、雄太の前に座っていた小雪がやたらと俺を睨んでいた。
正直、こういう時の小雪を初めて怖いとか感じながらも席は小雪の隣しかない以上、俺は小雪の隣に座り、リナを小雪と反対側の隣に座らせていた。
今まで、俺がリナの事を一切言っていなかった為になにかと不機嫌だった宗司がさすがに俺に
『説明して頂けますよね。』
と鋭い目を更に細めて鋭くして睨んで聞いて来る。小雪が不機嫌で宗司までもが不機嫌だから、とりあえず俺はベタな嘘を言ってみる。
『親戚の子を預かった。名前はリナだ。』
そう言った俺に間髪入れずに小雪がキツい口調で
『嘘つき…。』
と俺を責めるように言って来た。当然だが、施設上がりの孤児の俺に銀髪、碧眼の親戚が居ないのはバレバレだ。俺がふざけていると判断した宗司が更に険しい顔に変わり
『人の趣味にとやかく言うつもりはありませんが、例え軍人でも未成年を拐かせば犯罪になる事くらい隊長殿は理解していますよね?』
と完全に怒っていた。俺は宗司に
『わかってる。言っとくがリナは未成年じゃねぇよ。ちゃんと成人してやがる。』
と説明してやると、俺が宗司に怒られる状況をニヤニヤと見ていただけの雄太がリナを見ながら
『嘘!?成人!?』
と驚愕し、何故かハヤトがビールを吹き出した。小雪は相変わらず不機嫌なままハヤトに
『ハヤト!汚い!』
と叫んでいた。