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堕天使 1st gig.
第6章 山内
テロがいる側のビルからは見えないようにダンボール工場を出て俺達は予定配置に着く。作戦10分前になり俺は興奮して身体が疼き始めて来る。

ハンデがないからやたらと身体が軽く、神経が研ぎ澄まされ全身がビリビリとして来やがる。生きる本能だけになった感覚に自分が人間性を失くし野生の獣に変わっていくのがわかる。

開始5分前、暗視ゴーグルを装着して目を閉じる。静寂の中で自分の心臓の鼓動だけが俺の耳に直接響いて来るから、そのリズムに興奮して、今から始まるライブ開始の快感にワクワクとかしてしまう俺はやはりガキだと考える。

『作戦開始!』

そう大将が叫ぶ無線が飛ぶのと同時に付近の電力が落とされた。ビルが完全に暗闇になり中のテロ共がパニックになった状況で俺は目を開け、ぶち破られた扉から煙弾を投げ込んでいく。

窓も割られ、四方から次々と煙弾が投げ込まれ、サーチライトの灯りに廃墟寸前になったビルが晒される。

中で動く者は遠隔から狙撃され、それでも相手はテロリストだから外に向かって俺達と同じようにマシンガンで闇雲に攻撃をして来やがる。

テロのマシンガン攻撃が一瞬収まった隙に

『突入だ。』

と俺は無線を飛ばす。外からの軍の狙撃が一時的に収まり俺が表から雄太は裏から突入する。突入すれば、さっきマシンガンが撃って来た方向に向けてこちらも反撃のマシンガンを撃ち込みながら俺は2階へと移動する。

1階でモタモタすれば、雄太達と同士討ちになりかねない。2階への階段を見つけ次第、階段を塞ごうとするテロを射殺で排除しながら階段を駆け上がり、2階への通路を確保しながら、2階の状況を確認する。

フロアの右側に1人を確認すると左側からマシンガンで攻撃された。俺はすぐに階段側に身を伏せて宗司に

『左は確認出来たか?』

と聞いてみる。宗司は

『3人ほど居ます。厄介ですね。』

と返して来る。迂闊に動けば挟み撃ちでこっちが蜂の巣にされてしまう。

さて…、どうするかな?

そんな事を俺が考える瞬間には、右側から悲鳴が上がっていた。
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