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隷吏たちのるつぼ
第4章  第三章 詭謀の酬い
 ソファの肘掛に足を乗せ、悠香梨を跨いで登った。和式便所にしゃがんだような格好を取る。征四郎の体重が加わると、いくら悠香梨が暴れてもソファは動かなくなった。

「早くチ×ポをねじ込んでやりてえなあ……。ほら、見てみろ、ガマン汁が止まんねえ」

 真正面にしゃがんだ中心で、ビクッと弾けては、かま首を上げた蛇が毒汁を飛ばし、その飛沫がトップスへと降っていた。

「うああっ、やめてっ。いやあっ、きたないっ!」
「カウパーがイヤなら、早くコイツをオマ×コに突っ込ませてくれよお」
「だっ、だれがっ……、んっくっ……いやだっ、ぜんぶっ……」

 姦されるのと同じくらい、毒汁を浴びることを嫌がっている。潔癖なのだろうか? 違う、この自分の、卑劣な不細工中年の体液を浴びたい女なんているはずがない。気が強いだけに、拒絶感がひとしおなのだろう。それこそ、アクロバットな体勢になった甲斐があったというものだ。

 しかも──

「そんなこと言っといて、なんだよぉ? その脚は」

 床を蹴っていた脚が、いつしかピッタリと閉じ合わされていた。

「感じてんだろ?」
「んっ、なわけ……。……ちょっ!」

 悠香梨が言い終わる前に、右手のマッサージ器で体の中心線を辿っていった。クロップドパンツの前ボタンに触れ、接点がカタカタカタと鳴る。

 悠香梨はしきりに長い髪を振り乱し、首を振った。

「んなわけ、なんだよお?」
「……ンンッ!」

 どれだけ脚を閉じてようが、三角地帯へペンサイズのマッサージ器をねじ込むのは容易かった。

 電流が流されたかのように悠香梨の下腹がのたうった。内ももを密閉するも、よけいに強く振動を挟み混んでしまうから、とっさに緩める。待ってましたとばかりに、恥丘へ強く押し付けてやると、悪魔の振動に耐え兼ねて再び閉じようとする。だがそれでは返って挟み込んでしまう。

「うああんっ! やんっ、……はあっ」

 どうしていいかわからずに惑っているのが愉快だった。

「なんだ、そのエロい声はよお。ほらほら、腰が動いてるぜっ。ああ? もっとヤラしくイジってほしいか?」
「ううっ、くっ、あんっ……、ぜ、ぜったい……、あうっ、いや……」
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