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隷吏たちのるつぼ
第4章  第三章 詭謀の酬い
 誰がみても喘いでるくせに、口ごたえしてくるのは予想通りだった。喜ばしい強情さに内心ほくそ笑みつつ、征四郎はソファを降り、クロップドパンツのボタンを外した。

(ガマンすればするほど、ヤラれた時に狂っちまうのにな。こうなりゃガマン比べだ)

 征四郎は肉幹の芯から凄ぶる淫虐を押さえ込み、マッサージ器の電源を切ると、開いたボタンフックからスキニーの中へと差し込んだ。奥へ、軽く捻りつつグイグイとこじ入れていく。

「……おっと、今日の悠香梨ちゃんのパンティは黒か」

 緩んだファスナーから装飾のないショーツが垣間見えた。その揶揄に何も答えないでいた悠香梨の体がピクつく。マッサージ器の先が、下着の上から柔肉のとある一点を捉えた証拠だった。

「さて、と。じゃ、オッパイモミモミ再開だ」
「……っ! ま、まだそんなこと……、……あああっ!!」

 スイッチをオンにした。手を離しても股間に突き刺さったまま、マッサージ器が電磁の唸りをあげる。

「おおっ! す、すげえっ」

 再度掴みかかったバストは、さっき触った時とは明らかに感触が異なっていた。堕ちゆく悠香梨の恥辱と淫楽が、双つの膨らみに詰まっているように思えた。

「たっ、たまんねえっ」

 一、二度揉んだだけで、征四郎は忙しなくニットの裾を捲り上げた。タンクトップを貼り付かせたボディが明るみになる。

「いやっ! んっ……、な、にすん……、のよっ! や、やめっ……、んぬっ」

 征四郎が上躯を剥ぎ始めると、もちろん悠香梨は抗いを強めた。だが声だけだ。そしてその声も、強い振動に肉芽を攻められ続けて悩ましさが増している。

 タンクトップの上から揉み、ブラの上から揉み、それから、直接揉みしだく。相談カウンターで盗み見た谷間は、征四郎にとって悠香梨の驕慢の象徴と化していた。無礼かつ流麗なバストを、形が変わるまで揉み回してやりたかった。

 しかし、この張りを知ってはそんな迂遠な手順は踏んでいられなくなった。覆い隠しているけしからんタンクトップをむんずと掴み、荒々しく顎の下まで引き上げる。そのままの勢いで、ショーツと同じくシンプルなブラにも手をかけると、

「おらっ、丸出しだっ!」
「いやあっ!」

 ひときわ甲高い声を上げるのを聞いてから、毟ってやった。
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