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隷吏たちのるつぼ
第5章  第四章 口開く陥穽
「うっ」

 ドアが開くや、悠香梨は後ずさった。エレベーターホールに征四郎が立っていた。

「……遅えじゃねえかよお」
「ど、どうやって入ったの?」
「顔パスだよ、顔パス」

 改めて対峙すると、気色悪さを覚えずにはいられない顔だ。

 エレベーターの扉が閉まる。後ずさる悠香梨を追い詰め、征四郎はいきなりロングカーディガンを払い、ジャージ素材のワンピースを捲ろうとしてきた。

「いやっ……!」
「うるせえ、ジッとしろよ、肉便器が」
 そんなものになったつもりはないのに、「そのままじゃ困るからここに来たんだろ? 安心しろよ。この階には誰もいねえぜ」

 そう言われると、抑える手を離さなければならなかった。ワンピースがたくし上げられていく。

「レギンスとは考えたじゃねえか」

 首の下まで捲られ、黒のレギンスとキャミソールに包まれた肢体が晒された。裾が落ちないよう片手で抑えたまま、荒っぽくキャミソールも捲り、レギンスを膝まで引き下ろしてくる。

「誰かくるっ……」
「だからスリルがあるんじゃねえか。……しっかし、まあ、エッロいカラダしてやがんな」

 悠香梨はビスチェを着ていた。
 着せられたのだ。

 鮮やかなパープルのエナメルがツヤめき、背中の編み紐が結ばれて、しなやかな上躯へピッタリと巻きついている。しかも恥辱が煽られてならないのは、肝心のブラカップは備えておらず、艶美な曲線を描くウエストに巻きついて、トップレスのバストを下から支えているだけ、ということだ。そして下肢には、同じ素材の、褌に近い角度がついたショーツを履かされている。
 暴虐のあまりのショックに、自宅で正気を取り戻すまで、着せられたことに気づかなかった。解放されてもなお、凌辱は続いていたのだ。

 下品なランジェリーは、脱ぎたくても脱げなかった。ビスチェの胸元から細いチェーンが伸び、ショーツの上端に施された金属縁の穴と小さな錠前で繋がれている。伸縮のない生地と肌との間には、身を抜け出させる隙間は寸分たりともない。

「あーあー、マン汁垂れ流しやがってまあ」
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