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隷吏たちのるつぼ
第2章 第一章 醒めゆく悪夢

「別に監禁してるわけじゃないっしょ? だいたい智咲ちゃんが自分からオナクラの面接に来たんじゃん」
「……オ、オナ──?」
「そう。オナクラ。知らない? お客が来て、お話しながらシコシコすんの」
男はズボンの前で筒にした手を動かしてみせ、「智咲ちゃんはお客が発射するのを見てあげる。ね? お酒飲まなくても大丈夫な、カンタンなお仕事でしょ?」
平然と言ったから、智咲は暫し絶句し、
「だ、だって……、ガ、ガールズ……」
「ちゃんと良く見てよぉ」
男はエントリーシートの隅の店名を、ボールペンの先で示した。
「ガールズとバーの間に点、入ってるでしょ? 点。ウチ、キャストさんのこと、バーテンダーって呼んでるんだよね」
ニタつく男の表情は、騙したことを隠そうともしなかった。
「……オ、オナ──?」
「そう。オナクラ。知らない? お客が来て、お話しながらシコシコすんの」
男はズボンの前で筒にした手を動かしてみせ、「智咲ちゃんはお客が発射するのを見てあげる。ね? お酒飲まなくても大丈夫な、カンタンなお仕事でしょ?」
平然と言ったから、智咲は暫し絶句し、
「だ、だって……、ガ、ガールズ……」
「ちゃんと良く見てよぉ」
男はエントリーシートの隅の店名を、ボールペンの先で示した。
「ガールズとバーの間に点、入ってるでしょ? 点。ウチ、キャストさんのこと、バーテンダーって呼んでるんだよね」
ニタつく男の表情は、騙したことを隠そうともしなかった。

