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隷吏たちのるつぼ
第6章  第五章 誨淫の舎
 亀頭が入口へ当てがわれると、

「う、い、いい。いいっ。ナマでいいっ! チ、チ×コちょうだい」

 髪が前へ回ってくるほど頷いた悠香梨は、門が開き、槌先が埋まった時点で、また髪を全て後ろへ振り乱し、甲高い声を放って絶頂に達した。昇天で痙攣している肉壁を広げて牡茎が進んでくる。

「ひああっ、ああっ、すごっ……なにこれぇっ!」

 先端を挿れられただけでイッたのに、続けざまにズイと最奥が押されて、そこでもう一度イッた。肩を床について股間の中心を突き上げると、意志に関係なく腰が暴れる。

「中でアナルビーズとこすれて気持ちいいぜ。ったく、すんげえ腰じゃねえかっ。おらよっ!」

 抽送。打突。
 金剛が内部から体を抉る。

 トイレ、トイレと念じ続けていたが、本当は、こっちがしたかったに違いない。

 そう本心を結論付けたところで、

「出すぜ」

 征四郎が軟蓋を圧して通告してきた。

「あ……、あ……えっと」
「別に孕んでもいいじゃねえか。あのバカ彼氏に責任取らせりゃ済むことだろ?」

 確かにその通りだと思ったから、悠香梨はさして戸惑わなかった。

「ああっ、だ、出してっ! いっぱいっ!」
「っく……、残さず飲めよ、この肉便器が」

 肉胴が膨れてせりあがり、どぶどぶと注がれてきた。脈動の回数も量も、恋人をはるかに凌ぐ。もちろん、その熱さもだ。

「オム……」

 征四郎が覆いかぶさってくる気配がしたから、頭を上げて、臭い口を探して吸い付いた。喉を開き、毒じみた涎を嚥下する。
 唾液が撥ねる音が続いた。
 数分と経っていないのではないだろうか。硬度を取り戻した牡茎が天井を押し上げてきた。ピュッと、前の残滓か、次の先走りか判然としない飛沫がふりかけられる。

(すごいっ……、もっとしてっ……)

 緩やかにピストンが始まった。

 願いは叶った。
 やはりどう考えても排泄は後だ。今はこの媚肉の疼きが一段落つくまで、征四郎に貪られ続けたい。

 ヌブリ──不意に亀頭が外れると、大きく開いた股からブシュっと潮が飛んだ。

 体位を変えるつもりか。バックは腹痛が不安だが、別の角度で穿たれる魅力には抗しがたい。表に裏に、たとえ逆さにしたっていいから、ゴミクズのごとく姦辱しほしい。

「くく、ちょっと出てんじゃねのかぁ? コレ」
「えっ……」
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