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隷吏たちのるつぼ
第7章 エピローグ
エピローグ
二人がかりでもたらされた絶頂で、萌子はぴくぴくと全身を引き攣らせて余喘を吐いていた。
「すご……。イクときのチュー、めちゃくちゃエロかったよ、この子。カワイイ」
人妻は耳朶をはみながら濃艶な指遣いで髪を梳き、頭を撫でてくる。
「こっちも。中、グニュグニュ、エッチに動いてた」
先輩も繊細な舌遣いで内ももから膝頭までなぞってくる。
「あ──」
廊下をドスドスと歩く足音が聞こえ、どちらも入口のほうをうかがった。
女ばかりの部屋がきゃあと沸き立つ。乱暴に開いた扉を見ると、歓声が上がる意味がわからない、見てくれの悪い男が立っていた。真っ直ぐにこちらへ向かってくる。
(なに……?)
目の前にしゃがみ、じっと見つめられた。ネットリとした視線。特にFカップと、二人によって開かれている股間の中心へは交互に、執拗に視姦をはたらいてくる。
「オッパイもオマ×コも丸見えじゃねえか」
開口一番言われ、いきおい今の自分の格好が省みられた。短い悲鳴をあげて身を隠そうとしたが、先輩と人妻がこれを許さない。この部屋に初めて異性が現れ、つぶさに見られていると思うと、ますます恥辱が煽られた。
(ンッ……)
だが、絶頂したばかりだというのに、視線を浴びる場所を爆心として猥乱な疼きが弾けていく。何故か、恥辱が深まれば深まるほどに。
「泣き喚いてるとこ引っぱがしてやるのが楽しいのに、余計なことしやがって」
語気が不機嫌に濁ると、先輩が大袈裟に首を振った。
「違うんですっ。悠香梨がっ……、悠香梨が『イカせよう』って言ったんです。ほんとです」
すると人妻が舌打ちをし、
「勝手なこと言わないで! 智咲が先に始めてて……、クリ責めしてイカせたんじゃん!」
と、萌子に引っ掛けていた脚を抜き、先輩を足蹴にしようとする。
「智咲はお嬢様のクセにウソつくからなあ」
そう言いながら、萌子の顎をしゃくり、更にまじまじと覗き込んでくる。暴れて逃れようとしたが、言葉を聞いて目を輝かせた悠香梨が、手首を強く掴んで妨げた。
「そんなっ」
男にウソつき呼ばわりされ、智咲の長い睫毛が悔しげに震えたが、
「……つっても、悠香梨も足クセが悪すぎるわな。大丈夫だったか?」
言われたとたんに実に嬉しそうな溜息をつき、反対側の手首を掴む。
二人がかりでもたらされた絶頂で、萌子はぴくぴくと全身を引き攣らせて余喘を吐いていた。
「すご……。イクときのチュー、めちゃくちゃエロかったよ、この子。カワイイ」
人妻は耳朶をはみながら濃艶な指遣いで髪を梳き、頭を撫でてくる。
「こっちも。中、グニュグニュ、エッチに動いてた」
先輩も繊細な舌遣いで内ももから膝頭までなぞってくる。
「あ──」
廊下をドスドスと歩く足音が聞こえ、どちらも入口のほうをうかがった。
女ばかりの部屋がきゃあと沸き立つ。乱暴に開いた扉を見ると、歓声が上がる意味がわからない、見てくれの悪い男が立っていた。真っ直ぐにこちらへ向かってくる。
(なに……?)
目の前にしゃがみ、じっと見つめられた。ネットリとした視線。特にFカップと、二人によって開かれている股間の中心へは交互に、執拗に視姦をはたらいてくる。
「オッパイもオマ×コも丸見えじゃねえか」
開口一番言われ、いきおい今の自分の格好が省みられた。短い悲鳴をあげて身を隠そうとしたが、先輩と人妻がこれを許さない。この部屋に初めて異性が現れ、つぶさに見られていると思うと、ますます恥辱が煽られた。
(ンッ……)
だが、絶頂したばかりだというのに、視線を浴びる場所を爆心として猥乱な疼きが弾けていく。何故か、恥辱が深まれば深まるほどに。
「泣き喚いてるとこ引っぱがしてやるのが楽しいのに、余計なことしやがって」
語気が不機嫌に濁ると、先輩が大袈裟に首を振った。
「違うんですっ。悠香梨がっ……、悠香梨が『イカせよう』って言ったんです。ほんとです」
すると人妻が舌打ちをし、
「勝手なこと言わないで! 智咲が先に始めてて……、クリ責めしてイカせたんじゃん!」
と、萌子に引っ掛けていた脚を抜き、先輩を足蹴にしようとする。
「智咲はお嬢様のクセにウソつくからなあ」
そう言いながら、萌子の顎をしゃくり、更にまじまじと覗き込んでくる。暴れて逃れようとしたが、言葉を聞いて目を輝かせた悠香梨が、手首を強く掴んで妨げた。
「そんなっ」
男にウソつき呼ばわりされ、智咲の長い睫毛が悔しげに震えたが、
「……つっても、悠香梨も足クセが悪すぎるわな。大丈夫だったか?」
言われたとたんに実に嬉しそうな溜息をつき、反対側の手首を掴む。