この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隷吏たちのるつぼ
第2章  第一章 醒めゆく悪夢
 悍ましいうわ言に、智咲はボブの毛先を揺らした。悪寒が絶え間なく背を駆けている。

「よし、チサトちゃん。じゃ、さ、触ってみよっか」
「そ、そんな……、む、無理ですっ……」
「手コキのオプション代、ちゃんと払ったでしょ? お店に言いつけちゃうよ」
「ああ……。だ、だって」

 男は幹から手を離して再び後手となり、

「触るだけでいいからっ。終わったら手、洗っちゃえばいいでしょ? ね、ほら、早く」

 ビクン、ビクンと反り勃つ牡茎を躍らせてねだった。

 もう嫌だ、早く終わって欲しい。

 肉塊は扱いてなじまされた粘液で、さっきよりも断然ヌラつき、えづきそうなニオイを発していた。こんなモノに触りたくない。だがそれ以上に、この苦痛の時間から早く逃れたい……。

 触りさえすれば──、果てさえすれば、男が満足しさえすれば、終わりなのだ。

 智咲はシーツに左手を付くと、慄く右手を男の股間へと伸ばしていった。

「おお、チサトちゃぁん……」

 ネトッとした感触が触れた瞬間、指を引っ込める。

「おふっ、チ、チサトちゃんの小さなカワイイ手、気持ちいい……。ほらっ、ほ、ほら、に、握るんだよっ」
「んっ……」

 智咲はもう一度指を伸ばすと、掌の中に肉幹を包み込んだ。人間の体の一部とは思えないほど剛直し、熱さが手のひらへ伝わってくる。

「ああ、チサトちゃん、初めて触ったのが俺のなんだねっ。う、う……、きもちいいっ。シ、シコシコだよっ、シコシコッ、シコシコしてっ!」

 男は憑かれたように言ったが、初めて触れる牡の哮りを前に、智咲は微動だにできなかった。
 すると男は、凝然とした智咲をいいことに、拳に向かって自分から腰を上下させ始める。

「やっ、あっ」
「い、いい子だ……、いい子だね、大丈夫だよ、チサトちゃん。はあっ、ああ……、み、見てて……、見ててね」

 言葉は泣きべそをかく少女を宥めるように慰めるも、下半身は激しく腰を揺すり立てる。感触もさることながら、そのあまりの醜態に手を離しそうになったその時、

「はふあぁ!!」

 男が最高点まで腰を突き上げると、手の中で根元がググッとせり上がった。

「あ──」
/188ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ