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隷吏たちのるつぼ
第2章 第一章 醒めゆく悪夢

悍ましいうわ言に、智咲はボブの毛先を揺らした。悪寒が絶え間なく背を駆けている。
「よし、チサトちゃん。じゃ、さ、触ってみよっか」
「そ、そんな……、む、無理ですっ……」
「手コキのオプション代、ちゃんと払ったでしょ? お店に言いつけちゃうよ」
「ああ……。だ、だって」
男は幹から手を離して再び後手となり、
「触るだけでいいからっ。終わったら手、洗っちゃえばいいでしょ? ね、ほら、早く」
ビクン、ビクンと反り勃つ牡茎を躍らせてねだった。
もう嫌だ、早く終わって欲しい。
肉塊は扱いてなじまされた粘液で、さっきよりも断然ヌラつき、えづきそうなニオイを発していた。こんなモノに触りたくない。だがそれ以上に、この苦痛の時間から早く逃れたい……。
触りさえすれば──、果てさえすれば、男が満足しさえすれば、終わりなのだ。
智咲はシーツに左手を付くと、慄く右手を男の股間へと伸ばしていった。
「おお、チサトちゃぁん……」
ネトッとした感触が触れた瞬間、指を引っ込める。
「おふっ、チ、チサトちゃんの小さなカワイイ手、気持ちいい……。ほらっ、ほ、ほら、に、握るんだよっ」
「んっ……」
智咲はもう一度指を伸ばすと、掌の中に肉幹を包み込んだ。人間の体の一部とは思えないほど剛直し、熱さが手のひらへ伝わってくる。
「ああ、チサトちゃん、初めて触ったのが俺のなんだねっ。う、う……、きもちいいっ。シ、シコシコだよっ、シコシコッ、シコシコしてっ!」
男は憑かれたように言ったが、初めて触れる牡の哮りを前に、智咲は微動だにできなかった。
すると男は、凝然とした智咲をいいことに、拳に向かって自分から腰を上下させ始める。
「やっ、あっ」
「い、いい子だ……、いい子だね、大丈夫だよ、チサトちゃん。はあっ、ああ……、み、見てて……、見ててね」
言葉は泣きべそをかく少女を宥めるように慰めるも、下半身は激しく腰を揺すり立てる。感触もさることながら、そのあまりの醜態に手を離しそうになったその時、
「はふあぁ!!」
男が最高点まで腰を突き上げると、手の中で根元がググッとせり上がった。
「あ──」
「よし、チサトちゃん。じゃ、さ、触ってみよっか」
「そ、そんな……、む、無理ですっ……」
「手コキのオプション代、ちゃんと払ったでしょ? お店に言いつけちゃうよ」
「ああ……。だ、だって」
男は幹から手を離して再び後手となり、
「触るだけでいいからっ。終わったら手、洗っちゃえばいいでしょ? ね、ほら、早く」
ビクン、ビクンと反り勃つ牡茎を躍らせてねだった。
もう嫌だ、早く終わって欲しい。
肉塊は扱いてなじまされた粘液で、さっきよりも断然ヌラつき、えづきそうなニオイを発していた。こんなモノに触りたくない。だがそれ以上に、この苦痛の時間から早く逃れたい……。
触りさえすれば──、果てさえすれば、男が満足しさえすれば、終わりなのだ。
智咲はシーツに左手を付くと、慄く右手を男の股間へと伸ばしていった。
「おお、チサトちゃぁん……」
ネトッとした感触が触れた瞬間、指を引っ込める。
「おふっ、チ、チサトちゃんの小さなカワイイ手、気持ちいい……。ほらっ、ほ、ほら、に、握るんだよっ」
「んっ……」
智咲はもう一度指を伸ばすと、掌の中に肉幹を包み込んだ。人間の体の一部とは思えないほど剛直し、熱さが手のひらへ伝わってくる。
「ああ、チサトちゃん、初めて触ったのが俺のなんだねっ。う、う……、きもちいいっ。シ、シコシコだよっ、シコシコッ、シコシコしてっ!」
男は憑かれたように言ったが、初めて触れる牡の哮りを前に、智咲は微動だにできなかった。
すると男は、凝然とした智咲をいいことに、拳に向かって自分から腰を上下させ始める。
「やっ、あっ」
「い、いい子だ……、いい子だね、大丈夫だよ、チサトちゃん。はあっ、ああ……、み、見てて……、見ててね」
言葉は泣きべそをかく少女を宥めるように慰めるも、下半身は激しく腰を揺すり立てる。感触もさることながら、そのあまりの醜態に手を離しそうになったその時、
「はふあぁ!!」
男が最高点まで腰を突き上げると、手の中で根元がググッとせり上がった。
「あ──」

