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隷吏たちのるつぼ
第2章 第一章 醒めゆく悪夢

唖然として、やはり動けなかった。
拳から突き出た亀頭が白い柱を高々と撃ち上げる。二度目、三度目も、不浄の粘液は智咲の目の高さまで届き、男自身の腹へ向かってボトボトと降っていった。
「あふっ、チ、チサトちゃんっ。もも、もっと強く握ってっ、ああうっ! 最後までっ」
射精姿に呑まれている智咲が、言われるがままに握りを強めると、ブシュッと小粒の粘液が散る。
「ひっ!」
ヒタヒタと手首を汚されたが、離すことも避けることもできなかった。爆発は長く続いた。じっと耐えるというより、何もできないから固まっていただけだ。
やがて男は腰の動きを緩め、尻をシーツへ下ろした。まだ薄白の粘液が、少し柔らかくなった肉塊の小孔から溶岩のようにドロドロと押し出され、幹を握る手との間に伝い落ちてくる。だがもう、噴火はしなさそうだった。
終わった。離していいはずだ。
すぐに洗い流したく、腕を引こうとすると、男は両手で智咲の拳を覆った。
「えっ……」
振り切ろうとしても、力を入れて離そうとしない。「お、おわ、終わり……」
サングラスに映る、怯えた自分の顔が左右に揺れた。
「ち、ちがうよぉ、こ、このお店は、時間内は発射無制限なんだからっ」
男が智咲の拳を揺すり、そのまま扱かせ始めた。手の中の肉幹の硬度が、みるみると取り戻されていった。
拳から突き出た亀頭が白い柱を高々と撃ち上げる。二度目、三度目も、不浄の粘液は智咲の目の高さまで届き、男自身の腹へ向かってボトボトと降っていった。
「あふっ、チ、チサトちゃんっ。もも、もっと強く握ってっ、ああうっ! 最後までっ」
射精姿に呑まれている智咲が、言われるがままに握りを強めると、ブシュッと小粒の粘液が散る。
「ひっ!」
ヒタヒタと手首を汚されたが、離すことも避けることもできなかった。爆発は長く続いた。じっと耐えるというより、何もできないから固まっていただけだ。
やがて男は腰の動きを緩め、尻をシーツへ下ろした。まだ薄白の粘液が、少し柔らかくなった肉塊の小孔から溶岩のようにドロドロと押し出され、幹を握る手との間に伝い落ちてくる。だがもう、噴火はしなさそうだった。
終わった。離していいはずだ。
すぐに洗い流したく、腕を引こうとすると、男は両手で智咲の拳を覆った。
「えっ……」
振り切ろうとしても、力を入れて離そうとしない。「お、おわ、終わり……」
サングラスに映る、怯えた自分の顔が左右に揺れた。
「ち、ちがうよぉ、こ、このお店は、時間内は発射無制限なんだからっ」
男が智咲の拳を揺すり、そのまま扱かせ始めた。手の中の肉幹の硬度が、みるみると取り戻されていった。

