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隷吏たちのるつぼ
第2章  第一章 醒めゆく悪夢
 しかし淡麗な兄姉に比べると、征四郎は半分血が異なるだけなのに、容姿はかなり見劣った。そして異なったのはルックスだけではなく、「デキ」についてもしかりだった。兄はもちろん、地銀から引き抜かれた姉婿の方が遥かに重用されている有り様だ。

 昔から、篭山の威を借りて問題行動を起こす子供だった。父親の力で闇に伏した事件は数多い。とりわけ、口利きで何とか推薦入学できた東京の大学に通っている時に、買春により逮捕されたことがある。弁護士と示談金を使って何とか不起訴となったが、大学は退学となってしまった。

 地元へ戻され、征四郎のために設立された「社会貢献室」という、いったい何をするのか首を傾げるような部門で、今も監視下に置かれ続けている。もっとも、監視されていても征四郎の生活態度はさして改まっていない。

「いつ戻られたんですか?」
「昨日の夜だよ。とにかく暑かったぜ」

 征四郎は勝手に芳賀のPCを操作しながら言った。

 何も関係のない海外事業部の東南アジア出張に、何やかやと理由をつけて追いていったらしい。たっぷり日焼けしているところを見ると、商談には参加せず──参加しても役には立たなかっただろう、遊びほうけていたに違いない。

「売春村みたいなとこ行ったんだけどよぉ、やっぱアレは俺にも無理だった。まだ胸も膨らんでないようなガキがさ、自分からサービスしてくるんだぜ? おっ勃つ前に、ドン引きしちまったぜ。よかったよ、俺、ヘンタイじゃなくてさぁ」
 笑いながら役所の資料を勝手に見て、マウスホイールを動かしている。「あ、でもニューハーフ風俗はハマったな。見た目完全女なんだけどさ、思いっきりチ×コついてんの。でも、それがなんか妙に興奮すんだよね。アナルの中、めちゃくちゃ動かせんだぜ、あの子たち。今回の旅行で俺、アナルに目覚めちまったかも」

 その体験談だって充分変態だろうに。しかも無意識のうちに「出張」ではなく「旅行」と言って、風俗遊山が目的だったと露呈してしまっている。それだけ海外で遊んできておきながら、日本に戻ってくるや夜遊びへ繰り出そうと誘いにきたのだ。同年代の友人はいないのだろう。
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