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隷吏たちのるつぼ
第2章 第一章 醒めゆく悪夢

8
サングラスのパッドを支えている鼻の穴を膨らませていた男は、腹を小刻みに波打たせ、腰を激しく突き上げると、
「おふっ、チ、チサトちゃぁんっ、だ、出すよっ!」
また先端から白濁を爆発させた。
真上に放出された濃白が、体毛で黒ずんだ下腹へ幾条もの筋を作る。
部屋の中で男と二人きり、一度も手を拭えぬまま、ずっと手淫を続けさせられていた。もう何回めの射精か、智咲はわからなくなっていた。先に迸った粘液が体毛に絡まっている。狭々こましい部屋には、息を止めたくなる臭いが満ちていた。
「チサ、チサトちゃんっ、言ったでしょっ、最後の一滴までっ!」
教えられたとおり、小指と薬指で幹を搾り、引っ張り上げるように残り三本の指で揉み解すと、残滓が弾け飛んだ。
きっとこの小孔から何も出なくなれば、解放してくれるに違いない。
智咲はそう信じ、痛くなった手首をピストンさせた。しかしここまで、清純な女子大生を手淫の隷へと観念させた悦びに、男は毎度直ちに回復し、痛切な願いを裏切り続けていた。
まるで別の命が宿ってるかのような手の中の肉塊を鎮めようと、ひたむきに動かしていると、
「チ、チサトひゃ、ん……」
ヨダレが溢れ出て、青々とした顎へ垂らし、「う、裏オプ、させてくれない? ね?」
「う、裏……?」
「そう。いくら欲しい? チサトちゃんとエッチしたいんだ。いいでしょ?」
「いっ……」
手の中の牡汁が温められるほど、「裏オプ」という言葉に反応した肉幹が灼熱を取り戻して、智咲の繊美な指を嬲ってきた。もう、この手だけでは物足りないんだと言わんばかりに、怒張がビクビクと脈打つ。
「いや……、ダ……、ダメ、です。そっ、それ、したら、こっ、殺すって……」
刺青男の禁戒を息詰まらせて伝えると、
「いいじゃん、内緒でさぁ。そんなご五千円、一万円の話じゃないよぉ?」
指を三本立てて見せる。「三万じゃない、三十万だよ、三十万。ね? どんだけフーゾクで働いても絶対にそんなにもらえないよ?」
「い、いや……」
「じゃ、五十万っ。チサトちゃんの処女膜になら、そんだけ出してもいいっ」
「いやですっ、絶対にいやっ!!」
サングラスのパッドを支えている鼻の穴を膨らませていた男は、腹を小刻みに波打たせ、腰を激しく突き上げると、
「おふっ、チ、チサトちゃぁんっ、だ、出すよっ!」
また先端から白濁を爆発させた。
真上に放出された濃白が、体毛で黒ずんだ下腹へ幾条もの筋を作る。
部屋の中で男と二人きり、一度も手を拭えぬまま、ずっと手淫を続けさせられていた。もう何回めの射精か、智咲はわからなくなっていた。先に迸った粘液が体毛に絡まっている。狭々こましい部屋には、息を止めたくなる臭いが満ちていた。
「チサ、チサトちゃんっ、言ったでしょっ、最後の一滴までっ!」
教えられたとおり、小指と薬指で幹を搾り、引っ張り上げるように残り三本の指で揉み解すと、残滓が弾け飛んだ。
きっとこの小孔から何も出なくなれば、解放してくれるに違いない。
智咲はそう信じ、痛くなった手首をピストンさせた。しかしここまで、清純な女子大生を手淫の隷へと観念させた悦びに、男は毎度直ちに回復し、痛切な願いを裏切り続けていた。
まるで別の命が宿ってるかのような手の中の肉塊を鎮めようと、ひたむきに動かしていると、
「チ、チサトひゃ、ん……」
ヨダレが溢れ出て、青々とした顎へ垂らし、「う、裏オプ、させてくれない? ね?」
「う、裏……?」
「そう。いくら欲しい? チサトちゃんとエッチしたいんだ。いいでしょ?」
「いっ……」
手の中の牡汁が温められるほど、「裏オプ」という言葉に反応した肉幹が灼熱を取り戻して、智咲の繊美な指を嬲ってきた。もう、この手だけでは物足りないんだと言わんばかりに、怒張がビクビクと脈打つ。
「いや……、ダ……、ダメ、です。そっ、それ、したら、こっ、殺すって……」
刺青男の禁戒を息詰まらせて伝えると、
「いいじゃん、内緒でさぁ。そんなご五千円、一万円の話じゃないよぉ?」
指を三本立てて見せる。「三万じゃない、三十万だよ、三十万。ね? どんだけフーゾクで働いても絶対にそんなにもらえないよ?」
「い、いや……」
「じゃ、五十万っ。チサトちゃんの処女膜になら、そんだけ出してもいいっ」
「いやですっ、絶対にいやっ!!」

