この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
隷吏たちのるつぼ
第3章 第二章 遅れた服罪

「静かにしろよ。風俗で働いてたくせに」
「な……、え」
何を言われたのか、平手打ちのショックから立ち直っていない智咲は、すぐには理解できなかった。
「学生時代にオナクラで働いてたなんて知られたら、役所で問題になるかもしれねえぜ? そうじゃなくても、色々ウワサが立っちまうだろうなぁ。お前らの『不祥事』を見張ってる奴らなんざ、ゴマンといるんだ」
「ど、どうして……」
目を覚ますまで、鮮やかに蘇っていた記憶──
「どうして?」
ニヤリとした征四郎は膝立ちになった。「何発もシコシコしてくれたじゃねえか。フェラ、っつーか、イラマチオまでしてくれてよお」
智咲は暴行の主を見上げた。
胸板から下り、ももから上って下腹に凝集する剛毛。不摂生に弛んだ腹回り。醜い体躯の中央で、幹に怒張を蔓らせ、鈍色に屹立する邪淫の象り。
ティアドロップサングラスを、頭の中で征四郎の顔に掲げた。
「……ううっ!」
絶句した智咲の脚の付け根が掴まれ、下肢を覆っていたストッキングが引き裂かれた。収縮した裂け目からショーツがあらわになる。ショックで力を失った脚が割られ、秘境の間近までやすやすと顔が迫る。
「くくく……、あれからちゃんと経験できたか?」
クロッチ布を視線が貫いてくるかのようだった。「調べてやるぜ? お嬢様」
縁へ指が入り込み、
「い、いや。お、おねがいです……」
「オケケの手入れは怠っていないようだなぁ。さすがお嬢様」
少しショーツが脇へ引かれると、斑目のない肌に整然と生いた和毛が漏れ出た。
「う、あ……」
「よくもあん時はヌードNGにしてくれたよなぁ。……そぅら、よっ!」
更に引かれ、布地が中心から剥がされる。
「おーっ!」
揶揄ではない、やたら無邪気な、しかし下卑な歓声が聞こえてきた。恥丘に吐息を浴び、顔の近さをまざまざと知らされる。
「み……、見ないでよお……」
手で隠したい。秘所も顔も、両方。
しかし腕は全く動かせない。
「色も形もキレイだし、こりゃ全く使ってねえよなあ?」
「あうっ……、も、もうイヤ……、ヤダぁっ……、見ないで……」
花唇の細部まで視線を浴び、たまらず智咲は鼻を啜って嘆願した。
「な……、え」
何を言われたのか、平手打ちのショックから立ち直っていない智咲は、すぐには理解できなかった。
「学生時代にオナクラで働いてたなんて知られたら、役所で問題になるかもしれねえぜ? そうじゃなくても、色々ウワサが立っちまうだろうなぁ。お前らの『不祥事』を見張ってる奴らなんざ、ゴマンといるんだ」
「ど、どうして……」
目を覚ますまで、鮮やかに蘇っていた記憶──
「どうして?」
ニヤリとした征四郎は膝立ちになった。「何発もシコシコしてくれたじゃねえか。フェラ、っつーか、イラマチオまでしてくれてよお」
智咲は暴行の主を見上げた。
胸板から下り、ももから上って下腹に凝集する剛毛。不摂生に弛んだ腹回り。醜い体躯の中央で、幹に怒張を蔓らせ、鈍色に屹立する邪淫の象り。
ティアドロップサングラスを、頭の中で征四郎の顔に掲げた。
「……ううっ!」
絶句した智咲の脚の付け根が掴まれ、下肢を覆っていたストッキングが引き裂かれた。収縮した裂け目からショーツがあらわになる。ショックで力を失った脚が割られ、秘境の間近までやすやすと顔が迫る。
「くくく……、あれからちゃんと経験できたか?」
クロッチ布を視線が貫いてくるかのようだった。「調べてやるぜ? お嬢様」
縁へ指が入り込み、
「い、いや。お、おねがいです……」
「オケケの手入れは怠っていないようだなぁ。さすがお嬢様」
少しショーツが脇へ引かれると、斑目のない肌に整然と生いた和毛が漏れ出た。
「う、あ……」
「よくもあん時はヌードNGにしてくれたよなぁ。……そぅら、よっ!」
更に引かれ、布地が中心から剥がされる。
「おーっ!」
揶揄ではない、やたら無邪気な、しかし下卑な歓声が聞こえてきた。恥丘に吐息を浴び、顔の近さをまざまざと知らされる。
「み……、見ないでよお……」
手で隠したい。秘所も顔も、両方。
しかし腕は全く動かせない。
「色も形もキレイだし、こりゃ全く使ってねえよなあ?」
「あうっ……、も、もうイヤ……、ヤダぁっ……、見ないで……」
花唇の細部まで視線を浴び、たまらず智咲は鼻を啜って嘆願した。

