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隷吏たちのるつぼ
第3章  第二章 遅れた服罪
 期待通りの答えに悠香梨は微笑み、また背を伸ばして軽くキスをすると、今度はそのままうなじ、襟元へと唇を這わせた。タバコをホルダーの空き缶へ捨て、仕舞ったばかりのズボンの前を開いていく。

「うっ、ユカリン……」
「正解したご褒美いらない? 『可愛い』私を知ってるのは秀之だけなんだから」

 普段、あまり甘えたところを見せない悠香梨だったが、秀之の真摯な言葉を聞き、車の中という新鮮な刺激もあり、スカートの奥がまた熱く潤い始めていた。

 下賜だと言ったのは嘘だ。悠香梨の方が、もう一度恋人の体に触れたくてたまらなかった。





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