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隷吏たちのるつぼ
第4章 第三章 詭謀の酬い

「みどりに、掃除させりゃいい。ほら、我慢すんなっ。思いっきりイッて、思いっきり漏らせよ。最高に気持ちいいぞっ」
「うああっ……!!」
強烈な一打が見舞われ、槍先からビュルビュルと放たれる毒汁が秘室を満たしていく。智咲はドアへ額を押し当て、拳を握って硬直した。全身に力が入ったぶん、息を吐いて脱力すると、とても立っていられなかった。崩れる体を後ろから抱きとめられる。
「あの女から、いろい聞き出してくれよ。できるよな? 弱みを探るんだよ」
まだ余韻に痺れる蜜壺から、逆流する白濁とともに征四郎が抜け出ていった。
「わ、わ……、わかり、まし、た……」
と同時に、開いたままの花の一点からしぶきが散り、智咲が安堵の溜息を漏らして踵をつくと、緩やかな放物線を描く湍流へと変わった。
「うああっ……!!」
強烈な一打が見舞われ、槍先からビュルビュルと放たれる毒汁が秘室を満たしていく。智咲はドアへ額を押し当て、拳を握って硬直した。全身に力が入ったぶん、息を吐いて脱力すると、とても立っていられなかった。崩れる体を後ろから抱きとめられる。
「あの女から、いろい聞き出してくれよ。できるよな? 弱みを探るんだよ」
まだ余韻に痺れる蜜壺から、逆流する白濁とともに征四郎が抜け出ていった。
「わ、わ……、わかり、まし、た……」
と同時に、開いたままの花の一点からしぶきが散り、智咲が安堵の溜息を漏らして踵をつくと、緩やかな放物線を描く湍流へと変わった。

