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隷吏たちのるつぼ
第4章  第三章 詭謀の酬い
 今。強調されて意を察したが、何と訴えて良いかわからない様子だったから、ローターの振動をもう一段上げてやった。

「うああっ……! く、くださいっ……。ち、智咲にっ!」

 たやすく、智咲はスカートから漏れる振動音をかき消すような大声を上げた。

「欲しいかっ、ほらっ、頭の中に浮かんだことを言ってみろっ!」
「ほ、欲しいっ。ち、智咲を、お、姦してっ! 罰してくださいっ……。ああっ、パ、パンツ、じゃまだよう……、イヤラしくなったアソコ……、アソコ、きもちよくしてっ!」

 会館と違って自宅にいるせいか、清楚なお嬢様は、はしたない言葉を次々と叫んだ。

 ならばお望みどおり。
 征四郎は荒々しくショーツを剥ぎ、ブースに楚々と座る智咲からは想像もつかない姿に一気に回復した肉茎を、慎ましく生いたヘアを萎らせるまで蜜を溢れさせた花唇へと突き刺した。

「はあっ! こ、これっ、き、きもちいっ……、んっ、これ、わたしの、……んあっ、わたしのっ」

 小さな身体をえぐり回される智咲は、何度もそう繰り返して快楽を貪っていた。

(昨日は興奮したなぁ……。本当にJK姦して、ぶっかけた気分だったぜ)

 思い出しただけでも、ブリーフに粘液が染みる。

 ──一台の軽自動車が駐車場へ入ってきた。停車しそうなほどスピードを緩めたが、やがて自分を見つけたのか、真っ直ぐにこちらへ向かってくる。

(悪いな、智咲。やっぱ、肉食ったら、刺身も食いたくなるだろ。くく……)

 車は征四郎の前に停まった。中を覗いても、真っ直ぐ前を向いた悠香梨はこちらを見ようとはしなかった。

(いや、こっちが肉だな。どっちかっつーと)

 昨日はあれだけ放出したのに、ズボンの中の勃起は、女子学生への憧憬にでも、回想の中の智咲にでもなく、いかにも気の強そうな運転席の女の姿に、止まらない先走りでブリーフを汚していた。





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