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鬼ヶ瀬塚村
第24章 餓鬼
『んだよ、一族の墓に埋葬されだ』

『優子は…その彼をどうやって…その…』

『ああ~……優子ばな、あいづばノブぐんが埋葬ざれだ日の晩墓を掘り返じだんだわ』

『えッ?』

『長田家の許可なぐ優子ば勝手に食っぢまっだっぺよ。朝んなっで全身血まみれで帰っでぎでな…事情を知っで達弘ぐんが優子の顔がわがらなぐなるまで殴り倒しだよ…げんど、優子ば笑っでだば…ノブぐんの家…長田家どばええ付き合いでしだば…だんんど、ぞの一件以来よう口も利ぎまぜんば。あずごの一家ば土葬を好むんでずわ…だがら掘り出じだ肉ば………焼いで食っぢまっだんでずわ』

相変わらず優子は無邪気に愚ノ猪の狩り場を駆け回っている。

『…優子なりの…愛情の示し方だったんじゃないでしょうか…?』

『何言うどるば?』

『大好きだったノブくんを自分の身体に取り込んで閉じ込めたかったんじゃないんでしょうか?』

『…ぞげなごど…あるわげねぇっぺ?優子ば何もわがらんのじゃがばで…』

『…宗二さんが言ってました…優子は独特な考えを持っていると。僕らが見ている村の景色と優子が見ている村の景色は全く違うのかもしれませんね』

『ぞげな夢みでな話だっだらばええんじゃがなぁ…』

僕と一郎さんは1人ではしゃぐ小麦色の肌をしたショートカットの少女をただただ見守るだけだった。

『行ぎまじょう…嫌な話ば聞がぜでじまっだっぺ』

『気にしてませんよ』
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