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鬼ヶ瀬塚村
第26章 箱
『あだりまえのようにね死体だどが人肉に囲まれどっだら…そりゃ人間の道もわがらんばなぁ』

一郎さんは寂しげに言う。

優子もそうだが村の子供達は死や痛みや居なくなる事を理解するのに時間が掛かるそうだ。

僕の知る世界では当たり前のように車が走り、植えられた歩道のその木々が揺れ、足元を見ると小さな蟻が列を成らす…その当たり前の事が"ガキんぼ"の死体に対する気持ちなのだろう。

なんだか胸が苦しくなった。

『よぉ、ごれでいいば。縫い付げる前にシート剥がずっぺよ。信人ぐん、ぞごの手袋ばめろ?臭いがついだらじばらくば臭ぇっぺ…ごんだげ弄ぐりまわじで処理が難じい死体の処理に400万どば真理子ぢゃん優じいっぺよ』

『…やっぱり…食べるんですか?』

『食わねぇ食わねぇッ!腐敗が進み過ぎだり、薬品で溶がぞうどじだ仏ざんば危ないがらよ、どりあえずばリネンラップつぅ布で水気取っでぇ、石灰加工なんがじでミイラ化じで金槌でドンッでずわ。時間ばががりまずがら通常ば高値で引ぎ取るんでずわ。夏場ば稼ぎ時だっぺよ、ず~ぐに、ほれッ腐っぢまうがらねぇ。アルカリなんがで煮詰めでほぐじで干物にじて肥料にじでもいいんだげんど、これもまだ時間かがるんでずわッ!』
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