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鬼ヶ瀬塚村
第26章 箱
『…一郎さんに…呼ぶよう言われて来たんです…』

『俺をが?オラぁ呼ぶぐれぇだ、よっぽど汚ながっだんだろ?』

『………』

『まぁええ、上ば上がるぞ。おい優子、おめ足元掃除しどげ』

『えーッ?ノブが勝手に吐いたんだっぺよ?』

『じゃがましぃわッ!やれ言うだらやれがッ!』

達弘さんは僕の肩を背負うとゆっくりと階段を降りて釜から離してくれた。

軽く振り返ると優子が手すりに身を乗り出して手を振っている。

『ノブーッ!ずねがっだなッ!また今度箱ば案内じでやるばでなーッ!』

丁重にお断りしたい。

『足元気ぃづげろ、エレベーダーまで辛抱じゃ』

『…すみません』

僕はおぼつかない脚を引きずるようにして仕上げ室の扉へと歩みを進めた。

達弘さんが扉を開け、目の前のエレベーターのボタンを押した。
僕は再び吐き気を感じ、達弘さんの腕から逃げるように後退り…吐いた。

『せんせ、とんでもねぇもんば見せちまっだな。ありゃひでぇ死体だっだがらよ入念に人の形から崩さなきゃなんねがっだんだ』

『…うっ』

『状態が綺麗だと豚に食わぜだり、俺らが命どじで貰いうげるんだがよぉ…今回のばぢときつがっだな』
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