この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ヒロイン三国ファンタジー
第4章 4 徐州を巡って・2
夜更けにやっと宴会はお開きとなりそれぞれ寝屋に戻る。
張飛はすっかり酔っぱらってしまい、大いびきで眠りこけてる。
「張飛はよく飲んだようだな」
「ええ。少し自棄酒のようでしたな」
「なぜだ?」
「兄者と趙雲が契りを結ぶことが少し妬けたのでしょう」
「なんと。そのような……」
「まあ、わしも張飛の気持ちはよくわかりますが……」
「すまなかった。しかし私は趙雲とは契ってはおらぬ」
「え? そうなのですか?」
「ああ。互いに好ましく思っていることは確かであるが、彼は公孫サンの武将でもあるしな。もし義兄弟の契りを結ぶのであればそなたたちに相談をする」
「兄者……。趙雲もなんという……」
想像をしていたよりも清廉潔白で生真面目な二人に関羽は感動を覚え、さすが兄者と思う。
「ただ、少し辛い。関羽よ、私を抱きしめてほしい」
「ええ、ええ。兄者、わしがお慰めいたす」
張飛はすっかり酔っぱらってしまい、大いびきで眠りこけてる。
「張飛はよく飲んだようだな」
「ええ。少し自棄酒のようでしたな」
「なぜだ?」
「兄者と趙雲が契りを結ぶことが少し妬けたのでしょう」
「なんと。そのような……」
「まあ、わしも張飛の気持ちはよくわかりますが……」
「すまなかった。しかし私は趙雲とは契ってはおらぬ」
「え? そうなのですか?」
「ああ。互いに好ましく思っていることは確かであるが、彼は公孫サンの武将でもあるしな。もし義兄弟の契りを結ぶのであればそなたたちに相談をする」
「兄者……。趙雲もなんという……」
想像をしていたよりも清廉潔白で生真面目な二人に関羽は感動を覚え、さすが兄者と思う。
「ただ、少し辛い。関羽よ、私を抱きしめてほしい」
「ええ、ええ。兄者、わしがお慰めいたす」