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ヒロイン三国ファンタジー
第10章 10 江東の女傑
「まあ、そんなことどっちでもいいですが」
政には関心がないようだがおそらく、為政者としての能力も孫堅文台から一番受け継がれているのはこの尚香かもしれない。
「と、いうわけで、あたしの中身は男なのです。だから女人が好きなのですよ。さあ、観念してください。きっと気に入ってもらえると思いますよ」
「ああっ」
着物を手早く剥ぎ取られ、玄徳は初夜を迎える乙女のような気持ちになる。初めて自分の意志ではない契りを結ぶのだ。
尚香は片方の袖を抜き浅黒く逞しい二の腕を見せる。濃いまつ毛で縁取られた丸い瞳と小さな顔が可愛らしいが身体つきは逞しく鍛えられている。
玄徳の身体を支え手首を持つ力はなかなか強い。
「夫婦の契りを結びましょう」
にやりとまるで男が女を得るような表情を見せると懐から小さな蓋のついた壺を取り出す。
「それは?」
「潤滑剤ですわ。玄徳様に辛い思いをさせたくはないので」
「ど、どういう?」
女人同士の営みで辛い思いをしたことがなかった玄徳にはよく理解できなかった。尚香は蓋を開け、とろりとした中身を指先とりスッと玄徳の股の間に手を入れ、素早く塗り込める。
「あっ、うっ」
「本当は丹念に愛撫したいところですが、早くあなたをあたしのものにしてしまうことを、お許しくださいね」
政には関心がないようだがおそらく、為政者としての能力も孫堅文台から一番受け継がれているのはこの尚香かもしれない。
「と、いうわけで、あたしの中身は男なのです。だから女人が好きなのですよ。さあ、観念してください。きっと気に入ってもらえると思いますよ」
「ああっ」
着物を手早く剥ぎ取られ、玄徳は初夜を迎える乙女のような気持ちになる。初めて自分の意志ではない契りを結ぶのだ。
尚香は片方の袖を抜き浅黒く逞しい二の腕を見せる。濃いまつ毛で縁取られた丸い瞳と小さな顔が可愛らしいが身体つきは逞しく鍛えられている。
玄徳の身体を支え手首を持つ力はなかなか強い。
「夫婦の契りを結びましょう」
にやりとまるで男が女を得るような表情を見せると懐から小さな蓋のついた壺を取り出す。
「それは?」
「潤滑剤ですわ。玄徳様に辛い思いをさせたくはないので」
「ど、どういう?」
女人同士の営みで辛い思いをしたことがなかった玄徳にはよく理解できなかった。尚香は蓋を開け、とろりとした中身を指先とりスッと玄徳の股の間に手を入れ、素早く塗り込める。
「あっ、うっ」
「本当は丹念に愛撫したいところですが、早くあなたをあたしのものにしてしまうことを、お許しくださいね」