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ヒロイン三国ファンタジー
第12章 12 大いなる犠牲
ホウ統は玄徳の足を湯で洗いながら、揉んで擦り、気持ちよさそうな声を聴き悦に入る。玄徳の白い足を初めて見、洗ったときに女人だということに気づく。
しかし息子の阿斗にも父と呼ばせているので、彼女が女人であることは伏せられているのであろう。
それを知ってから、魏延がやけにぎらついた眼で玄徳を見ていることや、趙雲の愛しむような目つきに納得した。
ホウ統も玄徳を女人として欲さないわけではないが、そこは彼の容貌への自信のなさと慎ましい性格により、この足を洗うことで十分であった。
今ではもっと悦ばせたいと思い、しかし気味悪がられないために玄徳にそれとなく目隠しを与え、彼女の足を愛撫する。
荒い麻布で爪先から踵を擦り、揉んで擦って新しい湯に変え、またすすぎ、そしてホウ統は彼女の足の指一本一本を口に含み、吸い舐める。
「んんっ、士元、あ、くす、ぐった、い」
「これはこれは、失礼」
分厚い唇と舌は指を押し包み、優しく甘噛みしほぐす。そして甲に口づけし、舌を這わす。
土踏まずはくびれた腰、踵は丸い臀部。
「はぁ、ああ、我が君、我が君……」
玄徳はホウ統がこのような口唇による愛撫を行っているとは知らない。その場ではないが、この行為をホウ統が思い出し自分を慰めていることはもちろん知らない。
「ああ、身体も温まってきた」
「ええ、ではこの辺で終わりましょう」
足を拭き履物をはかせると玄徳は身体を起こし、頬を紅潮させ、潤んだ瞳を見せる。
それだけでホウ統は彼女と結ばれたような気持ちになるのだ。
しかし息子の阿斗にも父と呼ばせているので、彼女が女人であることは伏せられているのであろう。
それを知ってから、魏延がやけにぎらついた眼で玄徳を見ていることや、趙雲の愛しむような目つきに納得した。
ホウ統も玄徳を女人として欲さないわけではないが、そこは彼の容貌への自信のなさと慎ましい性格により、この足を洗うことで十分であった。
今ではもっと悦ばせたいと思い、しかし気味悪がられないために玄徳にそれとなく目隠しを与え、彼女の足を愛撫する。
荒い麻布で爪先から踵を擦り、揉んで擦って新しい湯に変え、またすすぎ、そしてホウ統は彼女の足の指一本一本を口に含み、吸い舐める。
「んんっ、士元、あ、くす、ぐった、い」
「これはこれは、失礼」
分厚い唇と舌は指を押し包み、優しく甘噛みしほぐす。そして甲に口づけし、舌を這わす。
土踏まずはくびれた腰、踵は丸い臀部。
「はぁ、ああ、我が君、我が君……」
玄徳はホウ統がこのような口唇による愛撫を行っているとは知らない。その場ではないが、この行為をホウ統が思い出し自分を慰めていることはもちろん知らない。
「ああ、身体も温まってきた」
「ええ、ではこの辺で終わりましょう」
足を拭き履物をはかせると玄徳は身体を起こし、頬を紅潮させ、潤んだ瞳を見せる。
それだけでホウ統は彼女と結ばれたような気持ちになるのだ。