この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたの背中
第2章 2年前の6月


その日はもう一日中彼の瞳が脳裏に焼き付いて、彼のことばかり考えていた。


……… ー



「 ねぇっ。ねぇってば!」


「 うわっ!何っ?!」


講義はすっかり終わり、梓が私の肩を揺さぶっていた。


「 講義終わったよ?今日バイトでしょ? 」


バイト、の一言でハッとして我に帰る。
私は喫茶店のアルバイトを週4日でこなしていたので、ほぼ講義が終わるとバイト先に走る毎日だった。


「 やっば! … すっかり忘れてたよ 」


「 だーと思ったよ。だって春香上の空なんだもん 」


「 …へへっ、ごめんよ!行ってくる! 」


そう言い放って立ち上がり自分のバックパックを背負う。
我ながら自分はパワフルな女だと、思う。
多分周りもそう感じてる。(はず)


「 アズ、また明日!」


「 また明日〜!」



そう右手を振りながら教室を飛び出した。
私の生活の楽しみのひとつでもある、バイト先へと。



/38ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ