この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたの背中
第2章 2年前の6月


「 おはようございます〜 」


喫茶店に付いた私は裏口から店の休憩室へと入った。


「 お、おはよ。ハルちゃん今日は珍しく遅いね 」


休憩室の椅子に腰掛けていた店長がそう口を開く。
喫茶店の店長の年齢は26歳。とても背が高く本人曰く185センチの大男。けれどかなりほっそりとした体型で肌も白いせいか、弱々しく見える。


「 いつもが早すぎるだけですよ〜 」

苦笑いでそう返すとふっと鼻で笑うかの様に笑みを溢した。
普段はクールで笑顔など見せないのに、この人は何故かよくわからないところで笑顔になる。きっと人と少しズレているのかも。

「 なっ、なんですか?」

「 いや、ハルちゃんにも春がきたかな?と思って 」


ハルちゃんにも春……

頭の中でそう何度も繰り返す。

この人は私をバカにしているのか…?


「 店長… 」

「 なに、ハルちゃん 」


座っていた店長が横目でこちらに視線を向ける。
目つきは少し悪いけど、かっこいい顔してるのに勿体無いな、なんて何度思ったことか。
視線を向けられると少しドキリとしてしまった。


「 寒過ぎますよ。冬かと思いました。」

「 あれ?そう?夏通り越しちゃったかな?」

「 いやホント寒過ぎます。あーやだやだ。」


寒がる様に両腕をさすりながら更衣室へと入る。
更衣室は簡単なカーテンで仕切られている為休憩室の声は丸聞こえだ。

すると店長が再び口を開いた。

/38ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ