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オカシ屋サン
第7章 苺大福②
レイプの証拠写真を覚悟していた私にとって、その中身は拍子抜け。
小さな木箱は箱の中で横向きに倒れている。(割れ物注意って書く前にちゃんとダンボールに固定しなさいよ)
そして木箱と一緒に手紙が一枚。
「……っ」
彼氏がまだお風呂にいるのを確認して、私は手紙を開いた。
──
【 幸野さんへ 】
貴女が苗字しか教えて下さらなかったので、居場所を探し出すのに少々手間取りました。
…あまり怯えないで下さいね?これからの貴女の人生に、僕が介入することは二度とないでしょう。
ただひとつ約束のお菓子をお渡しできておりませんでしたので…こうして送り付けた次第です。