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オカシ屋サン
第3章 ホワイトチョコドーム②

正直な話…用があるのはこの奥なので、表面が何色だろうと男はいちいち気にかけません。

僕は縦に割れた貝の亀裂に両手の指を添え、そして左右に引っ張った。

「…ひ…ッ」

御開帳。

貝を開いたその奥の粘膜と、萎んだ(シボンダ)孔が晒された。

「毒々しくて良い色ですよ?佳代子さん……」

「……ャ…!!…そんな、ひどい」

「赤色……いや、紫がかった赤色ですかね? ちょうど、ほら、貴女が食べたお菓子と同じ色」

「…!?」

僕の言葉にハっとした佳代子さんが目を見開く。

彼女が横目でテーブルの上を見ると、そこには食べかけのお菓子があった。

赤いベリーアイスが真っ白なチョコソースの中心で溶け始め、混ざったピンクのドロドロがマーブル模様になっていた。


『 佳代子さんにぴったりかと思いまして 』


「──…!…‥まさ か‥」

「……」

「…‥─ッッ…ひ!? きゃ、いやあああ!!」


ベロン


何かを察したらしく口を開いた彼女だが

僕が股間に顔を埋めた瞬間、その口から出てきたのは甲高い悲鳴だった。


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