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オカシ屋サン
第4章 バスク風チーズケイク①
そんな状況…やっぱ普通じゃないよな?
ダイニングの椅子に座らされた俺は、切り分けたチーズケーキと紅茶を前にとてつもなく緊張してた。
風呂上がりで湿った髪の毛とか、そこから香ってくるシャンプーの匂いがもうエロくて…。
しかも、ノーブラだった。
薄い生地のパジャマは胸のところが彫刻みたいに盛り上がってて、その真ん中ふたつの豆が透けてた。
絶対に誘われてる…!
『 どう?…美味しい? 』
『 はっはい!すごく…ッ 』
その時食べたチーズケーキは表面が真っ黒で、変わった見た目のケーキだった。でもそんなのはどうでもよくて…
ケーキの味なんて覚えちゃいねぇ。
半分くらい食べたところで俺は、我慢できずにあの女をソファーに押し倒した。
──
「…それで奥様とよろしくヤッたわけですね」
「あの女は抵抗しなかった!向こうから誘ってきたんだ」
「なるほど。…それで?」
「その日から俺達は何度かヤッた。それからいつ行っても旦那は家にいないし、きっと旦那とは上手くいってないんだ。俺はそれが悔しくて…彼女が可哀想で、旦那と別れて俺と結婚してほしいって本気で考えてた」
「おやおや…純情ですねぇ」
「…っ…なのに、あの女は俺を騙してたんだ!」