この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
オカシ屋サン
第5章 バスク風チーズケイク②
隠し撮り中の詳しい説明は省く。思い返すだけで虚しくなるからな(我ながらなんて気持ち悪いストーカーだ)。
で、用意した金と写真を例の箱に入れて、犯し屋に手渡したのが二週間前。
そして今
仕事を終えて自分のアパートに戻った俺の手には、渡した箱よりひとまわり小さくなった木箱が握られている。
ついさっきオカシ屋から受け取り、持ち帰ってきた物だ。
散らかった狭い木造アパートの一室に椅子もソファーもなく、木箱だけを持ってパイプベッドに腰を下ろした。
“ この中にいったい何が入ってんだ…!? ”
顔の前に木箱をかかげる。
外見からは中身を全く想像できない。
だがこれを受け取る時、オカシ屋は「依頼は無事に成功した」と言った。つまり…あの女はオカシ屋にレイプされたって事だ。
ゴク...
それを考えただけで少し興奮している自分がいる。