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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第13章 揺れる禁断愛



「父さん見たく遠くに行きたくなって来た」


北海道まで舞を連れて逃げれば、誰も邪魔しないのではないか?
僕の浅い考え、そんなに上手くいく筈が無い、それに『涼風』を空ける訳にもいかない。


僕が唯一心穏やかに過ごせる場所‥
『涼風』以外に場所は無く、此処から動く事は‥‥出来ないに等しい、『涼風』がある限り。



「・・・・・
おはよう叔父さん、誰から電話だったの?」


「おはよう舞‥‥
電話‥‥姉さんからだったよ」


「‥‥お母さん‥‥」


起きて来た舞も、電話の相手が姉だと知って、ビクッと身体を震わせている‥
お互いに分かってはいる、これがいけない関係なんだと。



「舞を心配していたよ」


「‥‥そう‥‥」


軽くパジャマを着込んで出で来た舞は憂鬱な顔、多分此処に来る前に姉から散々言われた‥‥その程度は僕だって見て取れる。



「あまり気に悩まない‥
バレた‥‥という訳でもないのだし‥‥」


「でも、お母さん鋭いから‥
私からはあまり電話しないようにする」


「それも変に思われないかい?」


「短大時代は殆ど電話しなかった、する気にもなれなかったのだけど‥
あの頃は色々落ち込んでいたから、電話が怖かったの」


「そんな事があったんだね‥
僕は全然知らずだった」


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