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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第13章 揺れる禁断愛
極力『涼風』の中では普通を装う‥
元々僕はカウンターの中ばかりで、舞は外ばかり、そして初めから店長と呼ばせているので、この辺りでバレる心配は無い。
外も買い出しくらいは一緒に行くが、これは本当に日用必需品の買い出しで、話すというよりは、必要な物の言い合い‥
特に舞が色々と作るようになってからは、食料品コーナーでの品定めが多くなり、僕というより商品に夢中。
僕といえば、買った荷物係みたいなもので、淡々と車に運ぶのがすっかり癖になってしまった。
今のところはこれで良いと思う‥
何処から見ても叔父と姪、安全圏の家の中以外ではこの態度を崩していない。
「ミネラルウォーターもう少し多めが良かったかな?」
「1箱だし、そんなに多く買っても置く場所に困らない叔父さん?」
「重く無ければ2階の空き部屋でも良いのだけどね」
「あまり使わないし‥‥」
「確かに使わないかな?」
最近はこんな調子で、舞も割り切って行動しているよう‥
外で‥‥そんな願望が無いと言えば嘘になる、だが崩してはいけないライン、それが今の僕と舞の関係。
ただし家の中だけは、お互い好きなようにしている・・・